アンドロイドは人狼の夢を見るか?プレイ日記85プレイヤーを作ろう4

(この投稿はToshiki Mizukoshi様が制作されたスマートフォンアプリ「アンドロイドは人狼の夢を見るか?」のプレイ日記です。毎日更新をします)

15人村をプレイするために3人のプレイヤーを作成します。便宜上、『最大値1を100』、『最小値0.01を1』と表記して「好奇心」は質問回数値、「勤勉性」は役職情報重視値、「外向性」は発言回数値、「協調性」は周りと行動を合わせる値、「情緒不安定性」は発言内容変化値とします。

まずは1人目のプレイヤー!いら↑っしゃーい!

男の娘


ピンポーンパンポーン。

次はお悩み相談コーナーになります。望方謙一『試みの蜃気楼』。以下は望方さんによる近況報告です。

望方謙一「小僧ども。お前らは本を読んでいるか?俺は読んでいない。なぜならブログを書き始めてから下手くそな文章を公開するだけで時間と気力が尽きるようになったからな。これではいけないと俺は本を読み始めたのである。ショーペンハウエルという人物は知っているな?有名な哲学者の名前だ。彼の本にこんな言葉が書いてあった(メトロドロスからの引用)。「われわれ自身にそなわる幸福の原因は、外の事物から生ずる幸福の原因よりもはるかに大きい」。たまに読書をしても相談コーナーというものを開始しても幸福につながりはしない、無駄である。と、ショーペンハウエルから頭をぶっ叩かれた気分になったよ。さすがはペシミズムを代表する哲学者だといえよう。ただしショーペンハウエルは『読書について』という読書の本質について書かれた本も執筆しているので付け焼き刃で身につけた俺のショーペンハウエル論を本気にしないでくれとは言っておく。ぶっちゃけて言うと誤読している」

・ブログの方向性について悩んでいます。
望方さん!初めまして!僕は最近ブログを始めました!ホモホモした内容の投稿をいっぱい書いてホモホモブログにしようと考えています。だけどアイディアが思い浮かびません。文章の作成に手がつかない状態です。何か良いアイディアがありましたら教えてください!(ハンドルネーム:ホモサピエンスさん 日本在住 性別未記入)

望方謙一「ブログのアイディアか。その程度のことは自分で考えてほしいな。いつもの俺ならば『甘ったれるんじゃねえ!』と一喝しているところだ。しかし君の場合は心の根底に深刻な悩みを抱えていそうなので質問に答えようと思う。君は今、難しい岐路に立っている。おそらく人生の転換期であろう。ホモホモした投稿を書くのは茨の道であり共感よりも反感を買うことの方が多い。下手をすれば無視され続けるだろう。君が本来書きたいことを抑えてボーイズ向けの可愛い女の子が登場するゲームを紹介したり、サイトを女の子の画像で飾ればホモホモよりもアクセスは増えると思う。長く続ければ共通の趣味を持った友達ができるかもしれないので、本来ならばこれを解答としたいところだ(僕という一人称から君を男の子だと想定している)。しかし、俺は君の『意欲はあるのに文章の作成に手がつかない』という言葉が気になっている。君の本当の悩みはアイディアが浮かばない事ではなく、ホモホモした投稿を作り茨の道を進む自分の背中を押してくれる仲間がいないことじゃないのか?ホモホモしたブログを書きたい?いいじゃないか。書いてしまえよ。俺が背中を押してやる。昔、ある作家が『ルールを作り、それを守ることが男らしさである』と喝破していた。君はホモホモを自分のルールにして生きていけばよろしい。ただし無理はしないでくれ。無理して男のルールを押し通せば他人を傷つけて自分も傷つくことになる。そんなことは楽しくブログを書こうとしている君の望むところではないだろう。妥協をするという選択肢もあり、本気でホモホモしたい君にとっては避けたい道であると思う。しかし妥協も見方を変えれば『良いところ取り』と呼ぶこともできる。この言葉を最後にして、君がホモホモしたブログで良き仲間を得られるよう願うことにするよ」

●友として君に贈る言葉――ところで、そのホモホモブログのURLを教えてくれないかな?

まだまだ物足りないぜ!
望方謙一さんによるお悩み相談コーナー『試みの蜃気楼』では相談のメールを募集しています。宛先はXXXXXXX@WAICHIN.JP(Xの場所に正しいアルファベットと数字を当てはめて下さい)。

人狼プレイヤー『男の娘』はプレイヤー『ノンケ』と『お嬢様』の能力値から任意の値をコピーしたものとなっている。協調性がノンケと同じ70であれば最強プレイヤーの一角となりえたのだがモデルにしたキャラクターの特徴からお嬢様と同じ100とした。お嬢様と同じく噛み候補の筆頭になると思うと悲しいが望方さんの言うとおり男は自ら傷つくことを承知でルールを守らなければいけないのである。

2人目のプレイヤー!いら↑っしゃーい!

ヤンデレ


僕のお爺ちゃんは団塊の世代と呼ばれる年齢の人でお父さんは団塊ジュニア・・・とはちょっと年齢がずれているかもしれない。僕は団塊ジュニアジュニアと呼ばれる世代になるのかな?この前タブレットを買ってインターネットを初体験したんだけど団塊の世代は嫌われているようだね。排泄物にも劣るゴミクズ未満の評価を下されているのだと初めて知ったよ。僕のお爺ちゃんはお調子者でね。若い頃は億という金を稼いでは全て遊びに使っていたとか、○○という有名な政治家の選挙を手伝ってやったとか、麻雀(ゴルフも)をやれば天才級の腕で一目会いたいとファンが駆けつけるくらいだったとか、常人の3倍は人生を楽しんだとか、とにかく自慢話の絶えない人なんだ(それをお婆ちゃんは冷ややかな目で見ている)。そんなふざけた爺さんに僕は言ってやったんだよね。日本がおかしくなったのは爺さん達、団塊の世代のせいだって。インターネットで知った気鋭の若手評論家による政治経済論や、市井の人達によって書かれた不平不満を、僕が考えだした現代日本の真実だとばかりにジジイへ叩きつけてやったよ(笑)。怒られるかヘラヘラ笑い飛ばしてくるだろうと爺さんを観察していたんだけど、意外なことに日本がダメになったのは俺たちのせいだと過ちを認めだしたんだ。そして昔話を語り始めやがった。なんでも爺さん達が若い頃にアメリカからフリーセックスという言葉が伝わってきたらしい。爺さん達はそのフリーセックスという言葉を間違えて解釈してしまったそうなんだ。『フリーと言いつつもアメリカ人には節度があった。しかし俺たちは文字通りフリーという意味で行動し、そのまま子供達の世代へ伝えてしまったんだよ』と、爺さんはお気に入りの洋酒を片手に嘆きだした。その後はボブディランを知っているか?と質問をされたが、気鋭の若手政治経済評論家の意見を叩きつけたのに、なぜジジイはフリーセックスの話をしだしたのか。たんにフリーにセックスをしていたという自慢話を聞かされただけではないのか。このジジイは死んでも反省しないだろうなと、今度は親父のところに行って爺さんとのやりとりを話したんだよ。すると親父は、『日本を、とりわけ日本の若者をおかしくしてしまったのは俺達の世代のせいだろう』と発泡酒を飲みながら語りだしたんだ。以前、電車に乗る際に人身事故が起きて駅で立ち往生をすることになったらしいんだけど、近くで並んでいた学生達の会話を聞いてしまいショックを受けたんだって。てっきり学生達は帰宅が遅れてしまう、塾に遅れてしまうといった不満を口にしているだろうと想像していた親父。しかし学生達は、人が死んだ、死んだらしいよと、人の死そのものを楽しんで談笑していたんだ。『自分が学生だった頃に人身事故の現場で笑ったりしたら不気味だと怖がられるか虐められるかしていた。若者達が急速に変わりつつあるのを目の当たりにして恐怖を覚えたよ』と真剣な表情でつぶやく親父。そして今度は親父から昔話を聞かされちゃったんだよね。親父が若い頃に、ある小説が出版されて社会現象となったらしいんだな。その小説の内容は学生達が閉鎖された土地でコロシアイをするというもので、当時としては類を見ない残酷さで物議を醸したらしい。もっと残酷なホラー映画というものがすでにあったらしいんだけど、普通の若者達がある日突然コロシアイという設定が斬新だったそうだ。当然、大人達はその小説を読むのはやめろと騒ぎだした。しかし当時の若者(親父とママたち)は、『刺激的で面白い』、『戦っている主人公達が格好良い』、『表現の自由だ』、『残酷なだけのストーリーではない』、『ドラゴンボールとか普通の漫画も読んでいるから問題無い』と、この小説を受け入れてしまったんだな。親父が言うにはこうしてコロシアイというジャンルは一般的に認知をされて数多くの派生物が誕生したようである。当時の若者(親父とママたち)にとっては、まだまだ生まれたてのマイナーなジャンルであり、ドラゴンボールを読みすぎて疲れたり、刺激的なストーリーを味わいたい時に読みたい奴がこっそりと読むものであった。しかし、親父達の子供が成長する頃にはワンピースと同時に読んじゃったり、猟奇物、リョナ物として、ドラゴンボールそっちのけで読むようなメジャーなジャンルとして地位を築いていたのだ。『あの時、あの小説にNOを突きつけるような素養が俺達にあれば若者が変節することは無かったかもしれないのに』と、こちらを見ながら嘆く親父。しかし僕から言わせてもらえば親父や爺さんの嘆きなど杞憂であろう。酔っ払いの戯れ言だとも思ってしまう。だいたい爺さんなり親父なりが誤りに気づいて1人で騒いだとしても、止められるような流れだったのか。止められたのだと本気で考えているとしたら自惚れが過ぎるというものだ。まあ、今という時代を生きる僕ならば間違っていることにNOを突きつけて上の世代と同じ失敗を繰り返さない自信はあるけどね。SNSを使って情報を拡散できるし、なんならWikipediaに代表されるアクセス数の多いネットの辞典に過ちを記述して警告すれば、情報が共有されて自然と世の中は良くなっていくに違いない。ええと?前置きが長くなってしまったな。そうだ、僕は人狼のプレイヤーにヤンデレという女の子のキャラを追加しようと考えていてね(ホモばっかだから)。ちょうど、Wikipediaとか○○辞典とか、○○大百科を見てヤンデレについて勉強していたんだよ。ヤンデレのキャラは魅力的だよね。ツンデレのツンツンしていたのがデレる瞬間もたまらないけど、普段はヤンヤンしているのに、好きになったらデレデレしてくれるなんて最高だよ。ヤンデレのキャラクターを人狼ゲームに放り込んだらどうなるんだろうね?豹変して刃物を振りまわす者もいるみたいだけど、そもそも人狼ゲームが吊りだの噛みだのと常軌を逸しているからね。ヤンデレとは気づかれずに普通のプレイヤーとして扱われるんじゃないかな。愛する者が同じ村人陣営であり、嫉妬心から吊ってしまったとしても、普通の人狼プレイとなんの変りがあるというのか。もしかしたら情緒不安定となり発狂しちゃうヤンデレ達が続出するかもしれない。キャラクターによって狂い具合が微妙に異なるのかと想像すると面白いよね。トチ狂った結果、愛する相方人狼に人狼噛みを実行したりして自爆したりする者もいるかもね(笑)。と、そんなことを考えていたら惨めな気分になってきた。女の子をリアル人狼に参加させたらどうなるか想像するなんて僕はどうかしている。僕は間違ったこと考えて実行にうつそうとしているんだ!ここで何か行動を起こさなければ酷い世の中になってしまうに違いない!それは確かなんだけど、何がどう間違っているのか、どうすれば正しい道に戻れるのか、なぜこんなことになってしまったのか分からないんだよな。

人狼プレイヤー『ヤンデレ』は該当するキャラが多すぎてモデルを絞れなかったので情緒不安定性以外は50としておいた。終盤まで残りやすいモブキャラと能力値が似ているので生存能力の高いプレイヤーになるかもしれない。ただルパンと同じく再投票になった場合に投票先が動きやすいので最終日まで残ると負けてしまうだろう。議論も投票も混沌の渦に巻き込み自分も破滅するが相手も破滅させるというプレイを期待したい。

3人目のプレイヤー!いら↑っしゃーい!

人狼上級者


あの出会いを忘れることはないだろう。もう何年も前の事になるのかな。当時の僕は人狼をやったことがなくて人狼コミュニティーの指示に従って毎日ウィキで基本知識を学んでいたんだ。ようやく役職者の種類と基本的な動きを学び終えた僕は、生まれて初めてオンライン人狼をプレイしようと決意したんだな。そしてオンライン対戦サイトにアクセスしたんだけど、僕は村に入ることができなくて困ってしまうのである。なぜならどの村にも『2戦以上経験必須。GMが調べます』などと書かれていたからね(正確な記述はどうだったか記憶は曖昧だが)。僕は1戦も経験していなかったから、どの村にも参加できなかったわけだよ。1戦もしていない初心者がいると楽しくプレイできないからだろうと落ち込む僕。2戦以上の経験が必須だったのはアカウントを大量に作っては荒し続ける者を排除するためだったのかもしれないし、いい加減なプレイをして無言で立ち去る無責任なプレイヤーを参加させないようにする対策であったのかもしれない。まあ正確なことは今でも分からないけど、人狼は時間がかかるゲームなので必要な措置ではあるだろう。いくら探しても初心者歓迎の村は見つからなかったので僕はママが作った夕飯を食べた後に再度、村を探すため対戦サイトにアクセスをした。するとどうだろう?立てられている村の数は夕食前の数倍にも増えており、初心者歓迎の村もいくつか散見されるようになっていたのである。あとで知ったことなのだけど、夕飯を食べ終わった後の時間帯はゴールデンタイムと呼ばれており人狼プレイヤーが一番集まる時だったらしい。それなので初心者でもいいから人狼を楽しみましょうという村が立てられたりしていたんだね。さて、僕が入れそうな村はいくつかあるようだが、目に付いた村を適当に選んで早く人狼を始めようとは考えなかったんだな。なにしろ、定石もわからない真性の初心者だったからね。ミスをして人狼プレイヤー達に目をつけられたりしたら怖いとびびっていたんだ。そんな僕が選んだのは、『初心者でも誰でも歓迎』などと書かれた、人があまり集まっていない村だった。人を集めるのに難儀しているのならば初心者の参加も許してくれるだろう。きっと初心者ばかりの村になるだろうから下手でも本気で怒られることはあるまいと、僕はその村に入村したのである。そしてGMさんに初心者であることを告げてプレイヤーが揃うのを待つことになった。僕とGMさんしかいなかったから30分は待つことを覚悟していたのだが、不思議なことに、僕が入村してから10秒ほど経つと一気に入村者が増えて満員になってしまったんだ(12人は越えていたかなあ?)。当時は驚いたけど、ちょうど他の村でのゲームが終わり、村を探しているプレイヤーが一気になだれ込んだのが原因だろうと推測はしている。ゲーム中の初心者アピールは禁止されていたがゲーム前のあいさつでは許されていたので、僕は『初心者ですけどよろしくお願いします』と参加者達に告げた。すると皆が皆、私も初心者ですと書き込みが返ってきたんだな。上級者だと言う人は一人もいなかったのだよ。どうやら初心者どうしでプレイをすることができそうだぞ、これを機会に仲良くなれれば良いなと嬉しくなる僕。そしてゲームが開始された。僕に割り当てられた配役は狂人だった。ウィキでは狂人を担当した場合、積極的に役職を騙りましょうと書かれていたので僕は偽占い師をすることにした(ウィキを見ながらプレイをしていた)。偽占い師のCO結果は○と●の2種類を用意してメモ帳に記述をしていたんだ。さて○を出そうか●を出そうかと考えていた僕なのだが困ったことに気づいてしまうんだよ。それはゲームが始まるとプレイヤーの名前がランダムに変更されてしまうという仕様だった。しかもプレイヤーの名前はカタカナで書かれたもので、誰に○や●をだされたのか、メモ帳に書かなければとてもじゃないが覚えるのは無理だったのである。事前に全てのプレイヤーの名前をメモ帳に記述してゲームの進行を把握する準備はしておいたけど、夜時間のうちに十数人もいるプレイヤーの名前を書き直してメモを作り直さなければいけなくなってしまったんだね。とはいえコピーして貼り付ければ良いのだけなので、それほどの作業量ではない。全てのプレイヤーの名前をメモ帳に貼り直して改行してととのえれば準備は終わる。そしてメモを作りなおした僕はブラウザの更新ボタンを押した。すると驚愕の光景が目に入ってきたのである。なんともうゲームが始まっていたんだな。しかも皆の書き込みは僕の知識や理解を越えたものになっており、『占い師CO。プレイヤーAが○、ゆえに××進行するから霊能者は△△してね』とか、『霊能CO。1日目でCOした理由は○○であり、今後は○○で進行していくのを望んでいます。△△さんもCOしてほしいなあ』とか、『おっはよー!占い師CO××は○でした!占った理由は場所占い!よっろしく~!顔文字』とか、凝った内容や具体的な戦略つきの書き込みでCOをしていたのだ。このゲームに参加する前に何試合か他のプレイヤー達のゲームを観戦者として見学していたが、こんなにもレベルの高い進行は見たことなかった。僕がメモ張に用意していたCO結果は『占い師CO。Aさん○。占い師CO。Bさん●』とか10文字くらいの文章だったので酷く混乱してしまったよ。だけどこのまま手をこまねいていても他の役職者に賛同したりすることしかできないし(反対意見なんて出てこなかった)、グレランで吊られてしまったら人狼担当者に迷惑がかかるだろう。短い文章で初心者だとバレても仕方ないじゃないか。ゲームが終わったあとに短い文章でCOをしてしまいすみませんと謝ろう。そう思った僕は狂人偽占い師としてCOをしたんだ。だけど緊張が酷かったんだろうな。僕はCO結果の書き込みでミスをしてしまったのである。僕の用意していたCO結果は『占い師CO。Aさん○。占い師CO。Bさん●』といったものだ。それをコピーして貼り付けたのだけど、なんと『占い師CO。Aさん○。占い師CO。』とコピーする範囲をミスして書き込んでしまったのだね。つまり2つのCO結果を用意していた偽占い師だと第一声で自ら明かしてしまったわけだ。当然、村人の皆には偽占い師だとバレた。その後は1日目が終わるまで何も発言をすることができなかった気がする(頭が真っ白で覚えていない)。初心者だからミスしましたとも言えない、真占い師だけどミスしましたとも主張できないだろう。言ってもいいけど小細工が通用するようなレベルのメンバーではなかったので議論をさまたげた荒しだと思われてしまう。偽占い師だけど失敗しましたとも言えない。初心者アピをしたってゲームの邪魔になるだけだからね。そして僕は1日目の吊り対象となった。破綻した狂人を残す戦略もあったろうがせめてもの情けだったのだろう。酷く長い1日だったと記憶している。吊られた者は霊界へと送られてGMさんと会話ができるようになるので、僕はGMさんにミスをしてすみませんと謝った。GMさんは優しい人だったよ。頭ごなしに怒られたり、クズ扱いをされることは無かった。あまり謝罪をしすぎるとウザがられるだろうからとパニックになりながらも、微妙に距離感を保とうと気をつかうことに専念をした。自責の念が酷かったし、目をつけられて危険人物だと認定されたらと思うと気が気じゃなかったからね。本音を書けばGMに謝ったあとは村から退出して気まずい雰囲気から解放されたかった。だけどミスしましたからサヨナラでは荒しと変わらないだろう?せめてもの反省として最後までこの村に残ろうと決意した僕。そして深呼吸をして落ち着くと観戦者達の書き込みが目に入ってくるようになった。多くは僕のミスを批難したり嘲るものであったけど、ミスをしたことは事実だし、変に同情されたり呆れられて放置されるよりは批難を浴びたほうが精神的には楽だったのだ。そんな観戦者からの書き込みの中で僕を驚嘆させるものを見つけてしまう。たしか内容は『俺だったらこの時間帯に村に入る勇気なんてないよー!』といった書き込みであったと記憶している。文面から察するにゴールデンタイムは人狼プレイヤーが多く集まり初心者でもプレイが出来る時間帯だというのは僕の勘違いであり、むしろ上級者達が跋扈する時間のため、自信が無いものは入村を避けるべき時間なのだとこの時に気づいたのだ!全部の村がそうだとは言えないだろうが、観戦者の書き込みを見るに一面の真実ではあったのだろう。しかし今さら後悔しても遅い。早くゲームが終わってほしい、そして最後に全員に謝ろうと決意した僕にさらなる試練が襲いかかる。人狼は噛みや吊りで少しづつプレイヤーが霊界に送られてくるよね?そこに村側からすればゲームを台無しにした僕、人狼側からすれば戦犯である狂人の僕がいるわけだ。僕は1日1日と霊界に増えていく住人へ謝罪をしなければいけなくなってしまったのである。しかも霊界の人達はまだゲームを見ながら推理しているから、それを邪魔しないように気をつかいながらね。もう謝り続けるだけでヘトヘトだ。相手が許してくれているかどうかも定かではない。カタカナばかりの覚えづらい名前ばかりだったので誰に何回謝ったかも分からない。そんな時間がゲーム終了まで続いたのである。そしてゲームが終わり、吊られた者も噛まれた者も集合して勝利を祝ったり反省したりする時間がきた。僕は再度、皆にあやまると(どんなことを言ったかは、もう記憶にない)、数時間にもわたる謝罪を終えて村を退出したのである。その後はもう村に入村してプレイをする気は失せていた。自分には人狼をするのは無理だとも考えていた。人狼を勉強し直したり、初心者だけの時間帯を見極めて遊んでいれば少しづつでも楽しめるようになるかもしれない。だけど僕が人狼をできるのはゴールデンタイムしか無かったし、あんな思いをするほど難しいゲームを本気で1から学ぶといった余裕も気力も体力もなかった。その後は観戦者として村に入ったり出たりしたが何も頭に入ってこない。何を考えていたのか知らないがサイトを閉じることもしない。そんな僕にあるページが目にとまる。僕がアクセスしていたオンラインの対戦サイトは対戦する村ばかりが並んでいるわけではなく、雑談をする場所も設けられていた。もしかしたらそこで、僕のことが話題に上っているかもしれない。もしそうなっていたら謝ってもうこのサイトに訪れるのをやめようと、僕は雑談のチャットにアクセスしたのである。すると、先ほど僕が対戦した村の参加者達が議論をしていた。しかもかなりの激論を繰り広げていて、僕の目には半分ケンカをして荒れているように見えたんだ。チャットのログを眺めてみると僕が担当したプレイヤーの名前がずらりと書き並べられている。早く謝罪をしてもう人狼のことは忘れようと思った僕は先ほどのゲームでCOをミスした狂人担当者であることを告白してすみませんでしたと書き込みをした。自分のプレイヤー名が連投されながら激論が繰り広げられていた最中である。厳しい書き込みで怒られるに違いない。そう覚悟をしていたのではあったが、意外にもプレイヤー達からの返答は優しいものであった。嫌な思いをさせてすまなかったなと声をかけてくれた人もいた。僕は不思議に思う。今ここで話題になっているのはチャットにプレイヤー名が連投されている僕についてだろう。なのになぜ皆は優しいんだろうとね。戦犯の張本人が現れたのだ。厳しい言葉の一つくらいはあってもおかしくはないのだがと疑問に思っていた僕にあるプレイヤーが書き込みをしてくれた。『君には申し訳ないことをしてしまったな。だけど今は○○○について議論をしているんや』。○で伏せ字をしたのは、当時の僕が理解できず、覚えていないからだ。たぶん僕がミスしたあとの立ち回り、いきなり破綻した狂人への処理が適切ではなかったと激論を繰り広げていたんじゃないかな。『いや、あれで良かったのだ』とか、『じゃあどうすれば良かったんだ』といった議論が繰り返されていたので、僕にはケンカしているように見えたのだろう。そんなわけで、僕は恩赦を得た囚人のように悪夢のゲームから解放されたのである。ええと?なぜ俺は延々と恥ずかしい過去を書いたりしたんだろう。そうだ、ある人狼プレイヤーとの出会いを書きたかったから、こんな話をしているんだ。解放されてボロボロになった僕は人狼をやっている人達は頭が良すぎるなあとしょんぼりしながらも、何時間もブラウザを閉じずに対戦サイトをうろうろしていた。ゲームに参加することは無かったがショックが大きすぎたのだろう。人狼は見納めだとばかりに村をぼーっと観戦し続けていた。そんな僕はある人狼プレイヤーと出会うことになる。昔話はここまで(笑)!その出会いが本題であり狂人COのミスなんて書かなくても良かったんだけど、出会いを具体的に書くと恥ずかしいからね。これで終わりとなります!

プレイヤー『人狼上級者』は全ての能力値が70となっている。プレイヤー『有能』よりも値が低いので、『上級者と命名したのに過去に恥をかいた恨みで能力値を低くしたのか!』と誤解を受けそうだがとんでもない。最強のプレイヤーになるよう設定をしたのだ。有能のように全ての能力値が高すぎると、発言が目立ちすぎて1日目吊りになることも珍しくない。お嬢様のように信頼される値が高いと人外に目をつけられてしまう。ルパンのようにフラフラと票が動くと人間プレイヤーに隙をつかれる。ノンケやモブキャラのように目立たず噛まれずなおかつ推理力や柔軟性を兼ね揃えたプレイヤーを設計したのである。正直、難易度を上げすぎてしまったと後悔している。

この3人を加えて次回から15人村でプレイをします。まずは新たに加える『背徳者』でプレイをしようと考えております。よろしくお願いします!

(後日、12人のプレイヤーの寸評を加筆予定)

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