この投稿は「GearHead1」のプレイ日記です。目次はこちら。前回の投稿はこちら

3日目07時15分04秒

GearHead1のプレイ日記を始めます。前回はHogye村の入口で4体のメックとバトルをしました。敵として出現したBuruBuruが頑丈で強敵でしたね。今回はOvalorと会話をして、誰が俺の命を狙っていたのか聞き出します。

現在のメモとメールです

現在のメモとメールは上の画像。依頼されたイベントが山積みだけど、今回はOvalorとの再会を優先しよう。申し訳ないが企業地区のドラッグ密売人を討伐する余裕は無いと思われる。

Ovalorに電話をします

OvalorはHogye村のどこかにいるはずだ。しかし、どの施設の中にいるのか分からない。そんな時は電話で連絡をしましょう。このゲームはイベントに時間制限があったりするから早めに連絡を取りたい。

Ovalorに電話が通じました

Ovalorに電話が通じて会話をすることができました。Ovalorの話によると前回の投稿で戦ったメックパイロット達は俺の命を狙っている組織の者らしい。奴らはOvalorや俺のあとをつけて、襲撃する機会をうかがっていたそうです。いったい何者が俺たちの命を狙っていたというか。

Bone Devil gangが命を狙っています

Ovalorと俺の命を狙っている組織の正体は「Bone Devil gang」です。俺の家族がBone Devil gangの極秘計画を知ったので、家族ごと命を狙われることになりました。親切にもOvalorは組織に狙われている俺を助けてくれるそうだ。

奴ら基地はLast Hopeにあります

Ovalorとの会話でBone Devil gangの本部は「Last Hope」という場所にあると分かった。なんとOvalorはLast Hopeで働いていた元組織の一員だった。Last Hopeに行くのは組織の情報を集めてからにしろとOvalorに忠告をされたよ。

いったん広域マップに出ます

以上でOvalorとの会話は終わった。Ovalorは仲間に加わるNPCなのだが、勧誘する方法が理不尽なくらい難しい。先ほどの会話の画面に「仲間に誘う」という選択肢があったけど、あそこで仲間に誘う選択をしても、すぐに姿を消すから加入しないのです。

広域マップを適当に歩きます

Ovalorは、「Last Hopeの情報を聞いて」、その後に「援軍として来てもらう」と仲間になります。Ovalorは援軍だけでしか仲間にならない珍しいNPCなのだ。NPCが援軍に来る条件はいくつかあるけど「仲間として勧誘できて、かつ自分のメックを持っている」とメック戦が始まったときに援軍として来てくれます。Ovalorはこの条件を満たしている。

広域マップでメック部隊に襲撃されました

Ovalorは援軍の条件を満たしてはいるが、そう簡単に来てくれません。NPCが援軍として出現する確率は低いため、たいていは俺1人でメック部隊と戦うことになります。Ovalorが援軍として現われるまでリセットとロードを繰り返します。

Ovalorが援軍として出現しました

広域マップをゲーム内の時間で120分ほど徘徊したら、Ovalorが援軍として出現しました。ここで「仲間に誘う」を選べば、その後に姿を消すことなく仲間になります。ただし友好度が低いと誘っても断られてしまう。その場合は雑談をして友好度を上げましょう。

Ovalorを仲間にしました

しばらくOvalorと雑談をして友好度を上げました。そして「仲間に誘う」を選択したら無事に仲間になった!ようやく俺のチームに竿役が加入したぞお。これはテンションが爆上がりだろう。

メック戦が始まりました

Ovalorは広域マップでメックに襲撃された俺を助けに来てくれたのだ。Ovalorを仲間にして目的は達成したので戦闘からは逃げ出します。どうやらOvalorは「Esher」というメックに乗っているようだね。脚が四本ついている戦闘力25万の珍しい機体だ。

Hogye村に戻りました

というわけで面倒くさい作業を終えてHogye村に戻ってきました。仲間になったOvalorが群馬スグルの横に立っています。どうやらNPCは仲間として加入すると俺の周囲を歩き回るようだ。

Ovalorはメックに乗っていません

それでは加入したOvalorの能力を調べてみましょう。ステータスの値はまあ普通です。反応とか体格とか戦闘に関係するステータス値は俺と同じようなものだ。つーか、Ovalorがメックに乗ってないんだけど。先ほどのメック戦で搭乗していたEsherは消えてしまった。

Ovalorの装備品を見ます

次はOvalorの装備品を見ていきます。武器は右手に貧弱なサバイバルナイフを装備しているだけですね。頭部と右腕には何の防具も身につけていません。お金が貯まったらセラミック系の防具を買ってあげようか。

Ovalorのスキルを見ます

次はOvalorのスキルを調べてみよう。上の画像がOvalorの習得しているスキルです。どのスキルも5とか10まで育成されているから強すぎる。戦闘系のスキルしかないが俺よりもあらゆる点で秀でています。Ovalorはメック戦よりも白兵戦を得意とするNPCのようですね。

習得できるスキルの上限は19です

Ovalorは新たにスキルを習得することができます。しかし習得できるスキルの上限が19個と少ない。あと5個のスキルをOvalorに習得させたら上限になってしまうのだ。新たにスキルを覚えさせる時はよく考えてから実行しないとな。

サイバーウェアはインストールできません

ちなみにOvalorはサイバーウェアをインストールできません。というかサイバーウェアはプレイキャラクター専用のアイテムなのだ。だからOvalor以外のNPCにもインストールはできません。

2個のタレントを習得しています

次はタレントの有無を調べてみます。なんとOvalorは「隠れ撃ち、歩行バランス」という2個つのタレントを習得していました。タレントはスキルよりも効果の高い技能であり、そのタレントを2個も習得しているのは、もの凄く優秀なNPCだと言えるのです。Ovalorが習得している「隠れ撃ち」のタレントは、メックに乗って歩行または走行をすると防御力が上昇する汎用性の高いものです。

歩行バランスのタレント

またOvalorは「歩行バランス」のタレントも習得しています。このタレントは歩行中にメック操縦スキルが2も上昇する効果があります。メック操縦スキルが10だったら12になるから、数万の経験値の効果を発揮する有用なタレントだ。

NPCはステータスを伸ばすこともできます

仲間にしたNPCはプレイヤーと同じくステータスを伸ばすことができます。しかし伸ばせるステータスは「反応、体格、速度、感覚」の4つだけのようだ。知識の値を上げられないのは厳しい。知識を上げれば習得できるスキルの上限が増えるのにね。

OvalorをPumaに搭乗させました

以上でOvalorの能力値を全て調べ終わりました。現在のOvalorはメックに乗っていないためメック戦で共闘できません。仕方がないのでVikkiから貰ったPumaに搭乗してもらおう。Pumaは俺が所持しているメックの中で最も戦闘力が高い良機体だから大切にしてくれよな。

髪の色が同じなのが気に入らない

さて、即戦力のNPCだと判明したし、これからOvalorを連れ回すわけだ。しかし現状のままでは不満がある。Ovalorの髪の色は群馬スグルと同じで水色なんだよなあ。どうせならプレイヤーとは外見が異なった個性のある立ち絵に変更したいんだよ。GearHeadってセーブデータを書き換えたら仲間の容姿が変わったりするのかな。

Ovalorがチンプルっぽくなった

セーブデータを書き換えたらOvalorの立ち絵がチンプルっぽくなった!しかし髪の色は俺と同じ水色のままだ。なんとかして外見の配色を変更できないかな。セーブデータのSDL_COLORSを改造してみよう。

シュタルクっぽい色になりました

SDL_COLORSを変更したら、Ovalorがシュタルクっぽい配色のチンプルになった!これはとんでもないことが起きてしまったぞお。もうちょいセーブデータを改造してみよう。画像ファイルの差し替えくらいならバグは発生しないだろうしね(絶対に真似をしないでください)。

別のアバターに変更したい

Ovalorはマップでのアバターが俺と全く同じなのだ(上の画像)。Ovalorは真っ赤で、俺は青白いから別のアバターに見えるけど、同じ画像データの「cha_m_citizen.png」です。お互いのアバターを別の画像に改造したいなあ。

シュタルクっぽいアバターになりました

Ovalorのマップ上でのアバターをシュタルクっぽい画像に変えました(上の画像)。GearHeadってある程度は好き勝手に改造できるんだな。このままやれるところまで改造してしまおう。仲間のNPCとは「t」キーで会話をすることができます。Cheat_NPC_Editがオンになっていれば会話中に「@」キーで名前を変更することができる。

シュタルクっぽいチンプルが完成しました

そんなわけでセーブデータをいじくっていたらシュタルクっぽいチンプルが完成しました!こんな仲間がいたらブログの記事を作るモチベーションが上がりまくりですよ!チンプルのおち○ち○!だーいしゅき!

本物のチンプルの名前を変えに行きます

このゲームは同名のNPCがいるとバグが発生します。バクは嫌だから本物のチンプルの名前を別のものに変えに行きましょう。本物のチンプルもそのうち仲間にしたいからね。

本物はチンプル・クローンと命名した

本物のチンプルはSnake Lake繁華街でガーディアンをしています。彼の名前を「チンプル・クローン」に変更しておこうか。ガーディアンに所属しているNPCは仲間にするまでに時間が掛かるから、しばらくはクローン人間として繁華街の治安を守ってもらうのだ。いやあ、今回は仲間が増えたし、好き勝手にゲームを改造して本当に楽しかった!

現在の斉の襄公です

今回の投稿はここで終わりにします。現在の斉の襄公は上の画像。前回の投稿では、斉の襄公の四年(紀元前694年。魯の桓公の十八年)、夏に起きた魯の桓公の謀殺について考察しました。襄公の四年は桓公の死だけでは終わらずに、さらに凄惨な事件が起きます。それは斉の襄公による鄭の君主の暗殺です。過去の投稿で「斉の襄公は公子時代に鄭の公子と喧嘩をした。そして斉の君主になったあとに殺害することで復讐をした」と書きました。斉の襄公によるこの復讐は襄公の四年に起きたのです。春秋左氏伝(明治書院)と史記世家(明治書院)を参考にして暗殺事件の経緯を書きます。

61の経験値を取得しました

春秋左氏伝によると斉の襄公の四年(紀元前694年。魯の桓公の十八年)。秋に斉侯(襄公)は鄭の乱れを治めるために軍を衛の首止に進めた。首止とは衛の地。現在の河南開封府睢県の東南である。鄭の君主の子亹がそれに参加して、卿の高渠弥がそれを補佐した。七月三日に、斉の人は子亹を殺して、さらに高渠弥を車ざきにして殺害した。君主の子亹が死んだので、鄭の正卿の祭仲は公子儀を陳から迎えて君主として立てた。祭仲は子亹たちが殺されるのに気づいていたので病気と嘘をついて行かなかった。ある人が「祭仲は知恵を働かせてのがれた」と誹ると、祭仲は「そのとおりだ」と言った。以上が春秋左氏伝における子亹暗殺のくだりである。このブログでは紹介したことのない登場人物の「子亹、高渠弥、祭仲」を解説します。

Pumaはレーザー砲を装備しています

この事件で暗殺された子亹(しび)は鄭の君主である。兄の昭公が卿の高渠弥に暗殺されて、さらに兄弟の厲公が亡命中だったため、高渠弥の力によって鄭の君主になりました(紀元前695年。魯の桓公の十七年)。ちなみに諡号は無くて歴史書では名前の子亹で記録されています。斉の襄公による暗殺事件が起きたのは、この子亹が公子時代に、当時公子だった襄公と喧嘩をしたからです。史記には左伝とは異なったエピソードが載っているので以下に記述します。まず史記では暗殺事件が起きたのは襄公と再会した子亹が過去の喧嘩を謝罪しなかったのが原因だとされている。左伝では子亹の死因は書かれていないが史記だと伏兵の武装兵に殺されたと記録されています。それと史記では子亹を君主として擁立したのは高渠弥、祭仲の2人だと書かれている。また子亹のあとに君主になった子儀は史記だと子嬰と記述されており、これは名前の書き間違えではなく、2人は別人ではないかという議論があります。

前回の戦闘でShakaキャノンを拾っていました

次は高渠弥を解説します。高渠弥は鄭の卿(身分の高い人)です。子亹の父親である鄭の荘公の頃から仕えている老臣で、周の桓王を打ち破った「繻葛の戦い」では中軍を率いていました。荘公の後に鄭の君主になった昭公と仲が悪く、高渠弥は昭公を殺してしまいました(そして子亹を君主にした)。最後は斉の襄公の指示により、車ざきという方法で死にました。斉の襄公は高渠弥を通常の処刑ではなく、わざわざ手間暇かけて殺したのである。史記の記録だと高渠弥は首止にて命を落とさずに逃げ去ったそうです。また史記には高渠弥が昭公を殺したのは狩猟の最中であると細かく描写されています。高渠弥は君主殺しをして魯の大夫の公子達から酷評された奸臣である。

たまには自分の歴史を振り返ります

次は祭仲について記述します。祭仲は鄭の正卿(宰相のような人)であり、高渠弥と同じく鄭の荘公に仕えていた老臣です。繻葛の戦いでは左翼の軍を率いていました。歴史書では有能な人物として記録されていますが狡猾なところもあります。祭仲は鄭の荘公が弟の叔段と対立した際に諫言をしたと記録されているため、子亹の暗殺事件の遙か前から鄭の君主に重用されていました。祭仲は鄭の荘公のために夫人鄧曼を迎えて、その鄧曼が昭公(太子忽)を産んだ。荘公の死後に昭公の後ろ盾となり、昭公は鄭の君主として即位したのです。しかしその後、祭仲は宋の人に捕えられて「鄭の君主を昭公から公子突(厲公)に変えろ」と脅されました。やむを得ず祭仲は公子突を鄭の君主として立てることになりました。これが厲公である。厲公が即位すると昭公は衛に亡命してしまった。厲公の治世下において祭仲は大胆不敵にも政治を思うがままにしていたそうです。厲公は祭仲の暗殺を企てたが、刺客として送った雍糺が逆に殺害されて池に晒されたので(史記だと市中に晒された)、祭仲を恐れた厲公は蔡に亡命した。鄭の君主は再び昭公になりました。

Snake Lakeの料理人に嫌われまくっています

以上のように歴史書において子亹は凡庸だと記録されており、高渠弥は奸臣として名を残しました。祭仲は八面六臂の大活躍をした人物として3人の中では最も歴史書に名前が記述されています。なにしろ祭仲だけは、どの歴史書を読んでも襄公による暗殺をまぬがれているのだからね。そんな祭仲は春秋公羊伝にて大いに賞賛されています。私は公羊伝を持っていないけど、明治書院の春秋左氏伝には注釈に公羊伝の文章が載っていたりするのだ。公羊伝では先述した祭仲が宋の人にとらわれて厲公を君主として立てた事件が賞賛されている。公羊伝の内容を意訳すると「祭仲が昭公を追い出して厲公を即位させたのは、経(常道)に反する行為ではあるが、権(適切な処置を取ること)に応じた行為として考えるとやむを得ないものである。常道に反するように見えるが(昭公を追い出した)、結果において常道にかなうことになるのが権である(結局、昭公は鄭に戻った)。権とは自己の利益のために行うものではなく、国や君の存亡興廃の際に、自分が不利な立場になるとしても、国の存立や君の命のために行うものである。また権とは自己のために人を殺したり、滅ぼしたりすることでもない」となる。

ホットドッグでお腹が一杯になりました

この公羊伝に書かれた「経」や「権」の文章は、それ自体は箴言のような名文である。しかしこの文章が祭仲に当てはまるのかと考えると疑問です。祭仲が国や君主のために行動をしなかったとは言わないが褒めすぎである。祭仲は自己の利益や保身のために行動する男だ。自分が生き残るためなら人殺しだってためらわない。帰還した昭公はけっきょく高渠弥に暗殺されてしまった。そのとき祭仲は何をしたというのか。「中国の歴史2(講談社学術文庫)」によると公羊伝は斉の田氏のために制作されたそうだが、この歪んだ祭仲への評価も田氏にとって都合の良いように作られたものではないのか。明治書院の春秋左氏伝を書いた鎌田正氏は、公羊伝のように祭仲の行為を称揚すると「それを藉口にして君位の交替を行ない、あるいは国を簒奪する者のおこる危険がある」と評しているし、「穀梁伝集解序」という書物には「君を廃するを以って権を行ふと為せば是れ神器得て闚ふべきなり」と記されている。

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