この投稿は「GearHead1」のプレイ日記です。目次はこちら。前回の投稿はこちら

2日目17時34分10秒

GearHead1のプレイ日記を始めます。前回の投稿はSnake Lake企業地区に行って就職活動をしました。今回はSnake Lakeのウォーターフロントに行く予定だったが、別のことをします。Hogye村にあるメックアリーナに行ってバトルをしたい。日数の経過により第2戦目の挑戦が可能になったのです。というわけでSnake Lakeの探索を中断してHogye村のアリーナに行きましょう。

現在のメモとメールです

現在のメモとメールは上の画像。あと10時間したらNPCのOvalorと再会するイベントが起きます。そして残念なことに殺人クラブのメモ張が消えてしまった。殺人クラブのイベントは一定の時間が経過すると無くなってしまうのだ。携帯電話に観光ツアーのメールが届いていたが、これはスパムメールだから消しておきます。

広域マップからHogye村に行きます

メックアリーナは一度利用をすると半日ほど使用不可能になります。ゆえに12時間経過する度にアリーナに行けば効率が良いのです。バスに乗ってHogye村へ行くと1時間も掛かる。広域マップを歩けば10分でHogye村に着くためバスターミナルは利用しないことにした。

Hogye村に到着しました

広域マップを歩いて故郷であるHogye村に到着しました。余計なことはせずに真っ直ぐメックアリーナに向かいます。寄り道をして時間を潰すのはアリーナで2戦目をしてからの方が効率が良い。

メインのメックを斉の襄公に変更します

バトルが始まる前に、搭乗するメックを斉の襄公に変更します。現在乗っているBuruBuruは機体が重くて弱いからね。それに斉の襄公には強いメック用の武器が取り付けられています。おそらく俺が所持しているメック用の武器のうちで最強のものだ。

レーザー砲:250ダメージ

斉の襄公は右手に「レーザー砲」を装備しています。このレーザー砲は威力が250と高いため、優秀なメック小火器なのです。wikiによると序盤におけるハイスペックなレーザー武器であり、多くのプレイヤーがその性能に気づく前にメックごと破壊されるらしい。

Mecha Sporchを訪問しました

メックを乗り換えたあとはひたすら歩いた。目的地であるHogye村のメックアリーナに到着しました。このアリーナにはGearHeadのアイドルであるVikkiが住んでいます。Vikkiと会話をして友好度を上げておきたいけど、まずはアリーナ支配人のNoterubuに話しかけるぞ。

Noterubu:アリーナ支配人

前回の利用から丸一日以上は経過している。時間の制限はクリアしているため、アリーナ支配人に頼めば2戦目に挑むことが可能だ。前回からとくにメックを強化していないが、このまま挑戦しよう。まあ2戦目なら敵のメックは弱いだろうし勝てるでしょう。

メックバトルが始まりました

というわけでHogye村におけるメックバトルの2戦目が始まりました。現在地はマップの左端にいるようだ。右側に移動していけば敵対しているメックと遭遇するだろうね。

Roverを発見しました

適当に歩いていたらRoverという機体と遭遇しました。RoverのPV(戦闘力)はたったの6万4千か。斉の襄公の戦闘力は33万だからワンパンで勝てるだろうなあ。

レーザー砲だけで戦います

先ほど紹介したレーザー砲をひたすら撃ちまくってRoverの撃破を試みます。ぶっちゃけて言うとレーザー砲以外の武器は弱すぎて使う気にならない。他の武器は威力が低いし、弾薬の数が有限なので非常に扱いづらい。正直、何のために存在しているのかわかりません。

Roverがクラッシュしました

レーザー砲が命中してRoverがクラッシュしました。1発当てただけで倒せたから、やっぱり威力250の性能は頼りになります。ちなみにRoverに乗っていたパイロットは脱出したので無事です。

Doom Buggyを発見しました

ドロップアイテムを拾おうとしたら敵メックのDoom Buggyと遭遇しました。Doom BuggyのPVは3万8千と低くて最弱レベルだ。おいおいおい。死ぬわコイツ。敵のメックが弱くてアリーナ戦が楽勝なんだよなあ!なんだかGearHeadを余裕で全クリできそうな気がしてきたぜ!

Doom Buggyを撃破しました

Doom Buggyを1擊で破壊してメックアリーナに帰還しました。メック戦は全ての敵メックを破壊するとバトルフィールドから戻るのです。あとはアリーナ支配人に話しかければ報酬を貰うことができます。

次の試合のために明日お越しください

アリーナ支配人と会話をしたら明日も来てくれと激励されたよ。ちなみに今回の戦闘で撃破したメックからは4個のドロップアイテムを回収しておきました。全て売却用の弱いパーツです。回収したドロップアイテムの画像は投稿の後半に貼っておきます。

3250円を貰いました

というわけでアリーナ支配人から2戦目の報酬として3250円を貰いました。取得した経験値はたったの30か。予想していたよりもアリーナでの収穫がショボいのは、まだ2戦目だからなのか。これなら汎用イベントを引き受けていた方が儲かります。

オタクに優しいVikkiに話しかけます

3戦目は明日になったら開催される。日付が変わるまで時間はあるから村の人々と雑談をしよう。せっかくHogye村のアリーナに来たので、オタクに優しいギャルのVikkiに声を掛けておきましょう。春日部つむぎとユーベルとVikkiがオタクに優しいギャルだというのは、あまりにも有名だ。

Vikkiが応援してくれました

Vikkiに話しかけたところ10勝を目指して頑張ってくれと応援してくれました。Vikkiってアリーナで敗北して負け犬になっても優しいんだよね。アリーナで10勝すると特別な賞品を貰うことができます。Hogye村で10勝した際の賞品は豪華なので絶対に達成するぞ。

あとはHogye村の奴らと雑談をします

その後は友好度を上げるためにHogye村の住人に電話を掛けまくった。俺はHogye村の人々に嫌われているから汎用イベントは引受けられなかったよ。嫌われている原因はキャラメイクの時に話術スキルを上げなかったからだ。投稿の最後の方にHogye村の住人とのギスギスした会話の画像を貼っておきます。

Snake Lakeに戻りましょう

群馬スグルの生い立ちはHogye村出身なのに村民との友好度が低すぎて悲しくなってくる。こんなクソ田舎とはサッサとオサラバしてSnake Lakeに帰ろうぜ。いつかHogye村の人々から汎用イベントを引き受けて稼ぎたいよなあ。Hyoleeとの友好度を上げれば特別なイベントが起こるのに、今のペースだと厳しい。

メインのメックをBuruBuruに変更しておきます

ちなみに搭乗するメックをBuruBuruに戻しておきました。BuruBuruはパーツが破損しているので、メック修理スキルを利用した経験値稼ぎができるのです。斉の襄公はアリーナで敵メックの砲撃を避けまくったから無傷だ。

Snake Lake繁華街に戻りました

広域マップを歩いてSnake Lake繁華街に戻ってきました。今回の投稿は繁華街の住人から汎用イベントを1件ほど引受けて終わりにしようか。これから繁華街を歩いて住人と会話をしまくるので、何か特別な事が起きたら画像を撮影しますね。

繁華街の住人と会話をしまくった

チンプルとの友好度がかなり増えてきました。このペースならばGuardiansに就職しなくても仲間に誘うことができるかもしれません。このゲームは他派閥のNPCを仲間にするのは難しいのです。

殺人クラブの捜査は打ち切られました

Guardian司令官に「殺人クラブ」の捜査を打ち切ったと教えてもらいました。だからメモから殺人クラブの件が消えていたのか。たしか「Namok市」に行ってバトルをしろと依頼されたんだっけ?Namok市なんて、どうやって行くのかわからないし無理だったよ。

Soju Hausを訪問しました

俺は繁華街の住人とは仲が良いのだけど、今日は汎用イベントを依頼してくれるNPCがいない。ハンターギルドの奴らも俺に仕事をくれないなんて何かがおかしい。NPCの尻を追いかけ回していたら悪党どもが集まるSoju Hausを訪問してしまった。Soju Hausはギャングが集まるBARなのだが、こんな店のNPCが俺にイベントを依頼してくれるのかな。

Geikido:バーテンダー

バーテンダーに話しかけたところ、汎用イベントが発生したようです。バーテンダーがElricという人物にウイスキーを補給に行かせたところ行方不明になったらしい。依頼の内容はそのElricを探してくれというものだ。

俺がElricを探しに行きます

この汎用イベントは初めて依頼されましたね。どんなイベントなのか興味があるし引き受けることにします。バーテンダーの話によるとお金の報酬は用意できないそうです。すでに全財産をウイスキーの運搬代としてElricに支払ったからだ。お金を貰えない汎用イベントなんて、やる気が起きません。しかし、今さら断ることはできないのでElricを探しに行きます。

バトル画面に切り替わりました

さて、イベントが始まってゲームの画面が繁華街からバトル画面に切り替わりました。変な建物の中からイベントが始まったようだけど、近くにNPCがいるようだぞ。つーか、NPCのアバターの上にElricって名前が書いていやがる。

Elric:兵士

捜索のイベントを開始していきなり対象のNPCが視界の範囲内にいるのは珍しいと思われる。Elricに話しかけたときの俺は上の画像。なんだか顔に見覚えのあると思ったら繁華街のブラックマーケットで商売をしていた兵士じゃないか。Elricの話によると、現在地の建物は怪物に囲まれているそうだ。ここから連れ出してくれとElricに頼まれたよ。

Elricから25円を貰いました

ふざけて「金を出すなら助ける」という選択肢を押したらElricが25円くれました。これはElricが事前にバーテンダーから貰った報酬の半分らしい。こんな端金はいらなかったし、どうせなら無料で助けてあげて友好度を上げれば良かった。

建物の外で足踏みをしてみました

初挑戦のイベントなのでNPCを建物から連れ出す方法がわからない。外に出て足踏みをしたところElricが俺の近くに寄ってきました。うーむ、俺が脱出場所の近くに移動すればElricも追従してきて依頼を達成できるのかな。

画面の端で足踏みをしました

ためしにバトル画面の端で足踏みをしたところErlicが脱出をしたようです。これでバーテンダーからの依頼を達成したのかな。このときElricよりも自分が先に画面の外に出るとイベントは失敗になります。

Snake Lake繁華街に戻りました

Elricのあとに画面の外に出たら繁華街に帰還しました。これでバーテンダーのGeikidoに話しかければイベントは達成されます。まあ報酬のお金は貰えないそうだが有名度は上がるだろうからヨシとします。

無事にイベントを達成しました

初めてのイベントだったし、あのやり方でクリアできるのか不安だった。なんとか無事にバーテンダーのイベントを達成したようです。お金の代わりに報酬としてアイテムを貰えるのかと思ったが、会話の文章を見るにアイテムも貰えなかったようです。

250の経験値を取得しました

お金やアイテムを貰えないゴミイベントかと思いきや、経験値を250もゲットしました!今まで何種類か汎用イベントを達成したことはあるが、こんなにも経験値を稼げたのは初めてだ。今回の汎用イベントはお金が貰えない代わりに経験値を多めに取得できるんだね。このままスキル上げはせずに経験値を2000まで貯めましょう。経験値が2000まで貯まれば必須のタレントである「戦場のハイエナ」の獲得が視野に入ります。

現在の斉の襄公です

今回の投稿はここで終わりにします。現在の斉の襄公は上の画像。前回に引き続き齊風の詩を読んで感想文を書きます。齊風における斉の襄公と関係者がテーマの詩は「東方不明、南山、甫田、盧令、敝笱、載驅、猗嗟」です。前回は甫田まで解説をしました。今回は「盧令、敝笱、載驅、猗嗟」の順番に感想文を書いていきます。参考文献は「詩経(明治書院)」です。

60の経験値を稼ぎました

「齊風、盧令(ろれい)」は猟犬を連れて狩りに行く青年の詩です。青年は詩のなかで、美しく、勇ましく、多才な貴族だと讃えられています。詩序によると、この美しい青年を褒め称える詩句が「国政を聴かなかった斉の襄公を刺る詩」だというのです。申し訳ないけど俺は盧令を詩序のようには読めなくて、狩りをしている美青年を歌った民謡だとしか思えない。この詩のテーマを襄公だとする根拠は「襄公が国政を顧みずに狩りを楽しんでいる」ように読めるからだそうです。素人の俺が違和感を覚えるくらいだし、盧令が斉の襄公の詩だとする古典的な政治風刺の読み方は、研究者から批判されまくっている。例えば「とるに足らぬ俗説」だと主張する人がいる。また「どう読んでも狩猟に奉仕する美しい青年の詩」だと批判する人もいる。あるいは「この詩の歌い手は男性の襄公ではない。狩りに行く士人を思慕する女子の歌だ」と唱える研究者もいるのだ。たしかに女性である文姜が、狩りをする兄の襄公を褒め称える歌だと解釈すれば政治風刺の詩として納得はいきます。しかし、古代においてそのような読み方はされていなかったようです。

アリーナで回収したドロップアイテムです

次は「齊風、敝笱(へいこう)」の感想文を書きます。敝笱は斉国の娘が従者を引き連れながら嫁ぎ先に向かう様子を描いた詩です。敝笱は現代語訳の文章を書いた方が魅力を伝えやすいと思う。明治書院の詩経に載っている現代語訳を要約して書きます。本当はもっと文量が多くて文体がシッカリしています。「魚を捕えるための竹かごが破れていて、大きな魚が悠々と泳いでいる。斉国の娘が嫁いでいく、お伴の従者の数は雲のようだ。大きな魚は悠々と泳ぎ続ける。斉国の娘が嫁いでいく、お伴の従者は雨のようだ。大きな魚は気ままに泳ぎ続ける。斉国の娘が嫁いでいく、お伴の従者の数は水のようだ」となります。詩序には「敝笱は、文姜を刺るなり」と書かれており、文姜が嫁入りする際の描写だとしている。私も文姜の詩として読むのは賛成で、文姜の自由な生き様を上手く風刺している詩だと思っています。自由気ままに泳ぐ魚と、大勢の従者を連れて堂々と嫁入りする文姜の姿が重なって、修辞的に優れた詩です。

有名度が8に上がりました

次は「齊風、載驅(さいく)」の感想文を書きます。載驅は斉の娘が疾走する立派な馬車に乗って嫁ぎ先へと移動する詩です。文姜が馬車で移動している詩なのかと思ったけど少し違いました。詩序には「詩の前半は斉の襄公が文姜を迎えに行く場面である。詩の後半は文姜が襄公に会いに行くために馬車を急がせている場面である」と書かれています。この詩を読んでいると馬車から見える風景が矢継ぎ早に変化しているのに気づきます。この怒濤の風景の変化が、誰も止められなかった二人の関係を表現しており襄公と文姜にピッタリの詩句だと納得できました。学者の白川静さんは「(載驅は襄公の死後に作られたのであろう。)話の主役が死んでしまえば、民衆はこのような形で権力者を批判することができた」といった説を唱えています。詩によって民衆が権力者を批判することがあるという話は、あとで考察します。

Hogye村のMegiとは少し険悪です

次は「齊風、猗嗟(いさ)」の感想文を書きます。猗嗟の全文を要約すると「美しい顔をした武芸達者な若者がいる。この立派な若者は私の甥だ。ああ、国の乱れを正すに足る、素晴らしい甥よ」となります。詩序には「猗嗟は魯の荘公を刺るなり」と書かれている。この詩の中で描かれている美しく立派な若者は、文姜の息子であり斉の襄公の甥でもある、魯の荘公なのです。「魯の荘公は立派で武芸達者な君主だったのに叔父と叔母の密通を止められなかった」ことを詩によって批判しているわけですね。甥という語句が頻出することから歌い手は斉の襄公を想定しているのだろう。この猗嗟を歴史上の人物とは切り離して、神霊・祖霊を歌う宗教詩として読む解釈もあるらしい。私は詩序のように魯の荘公を風刺した詩として読む方が好みですね。

Hogye村のQuentinとは険悪です

以上で斉の襄公をテーマにした齊風の詩を全て解説しました。もう投稿を終わりにしても良いのだが最後に少し文章を書きます。齊風の詩のほとんどが斉の襄公や文姜を誹るものだった。おそらくは載驅で紹介した白川静さんの説のように、民衆が詩句に過去の権力者を重ね合わせて批判したり反面教師にしていた時代があったのだろう。しかし齊風は誰かを罵ったり嘲笑するために歌われた詩としては美文すぎる。文章の表現力も素晴らしくて、読んでいると筆誅されているはずの斉の襄公に肩入れしたくなったりする。私は別の詩で同じような印象を感じたことがあります。

Hogye村のHyoleeとも険悪です

以下に史記から有名な詩を引用して書きます。斉の襄公の時代よりも遙か未来に書かれた詩です。「力は山を抜き、気は世を蓋う、時、利あらず、騅逝かず。騅逝かず、奈何すべき、虞や虞や若を奈何せん」。この詩は現代の創作物において、無骨な王様が死の間際に人間らしさをみせる詩として描写されている。どちらかといえば歌い手の王様をポジティブに描いている創作物が多い。しかし、この詩が書かれた古代においては、戦争に敗北した理由を運のせいにしたり馬のせいにした暗君への批判が込められていたのではないか。しかも国が滅亡しようとしている時に想うことが愛妾の行く末という情けない有り様だ。この詩も元々は権力者の批判のために書かれた文章であったが、現代になって人々の感性が変化したことにより涙を誘う美文として読めるようになったのだと私は空想するのです。

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