この投稿は「GearHead1」のプレイ日記です。目次はこちら。前回の投稿はこちら

1日目20時04分28秒

GearHead1のプレイ日記を始めます。前回は武器密輸団クエストをクリアしました。今回の投稿はSnake Lake繁華街にいるNPCと会話をしていきます。NPCと会話をして仲良くなったらお店で買物もしたい。

済ませておきたい用事があります

さっそく街を徘徊してNPCに話しかけたいところだが、その前に済ませておきたい用事がある。まずは前回入手したメックの性能を確認したい。それと街を歩き回る前に話術スキルを上げたいな。

SAN-X9b Armored Buru Buru

前回のクエストでチンプルから貰ったメックは上の画像。PVが13万と低いし弱そうなメックなんだよなあ。重量(23.0t)がエンジンの性能(19.5t)を越えている。MV(回避力)が-5と壊滅的な値になっている理由は重量オーバーだろう。

Buru Buruの武装です

Buru Buruが装備しているパーツは上の画像。頭部以外のモジュールに「C2装甲」が取り付けてあります。このC2装甲のおかげで防御面では優秀な機体だと言える。武器系のパーツは威力の低いバルカン砲やキャノン砲なので、攻撃面の性能は貧弱だ。

誘惑スキルと話術スキルを1から3に上げました

チンプルから貰ったBuru Buruは弱すぎる。あとで斉の襄公に乗り換えておきましょう。メックの性能の確認は以上で終わり。次は群馬スグルの話術スキルと誘惑スキルを上げます(レベル1から3にした)。これからSnake Lakeの街を歩き回って何十人ものNPCと会話をするのだから、話術スキルを鍛えて友好度を上げやすくしておいた方が良い。

Hogye村に寄り道します

まだまだ済ませておきたい用事がある。いったんスタート地点のHogye村に戻りたいのです。冒頭でSnake LakeのNPCと会話をすると言ったのに余計なことをしまくっている。とりあえずは街の外に出て広域マップに切り替えますね。

青い四角の場所がHogye村です

Snake LakeとHogye村は距離が近いのです。赤い四角で囲んだ街がSnake Lake繁華街だ。右上にある青い四角で囲んだ場所がHogye村です。Hogye村のタイルに移動して「>」キーを押します。

Hogye村に戻しました

故郷であるHogye村に戻ってきました。この村に戻ってきた理由は「献血」のイベントを行うためです。このゲームは献血をすると能力が下がるので、後回しにしたのだ。

献血はHogye医院で出来ます

献血はHogye医院で行うことができます。ここは鉱山で負傷したあとに治療してもらった施設ですね。病院の中にいるNurse Parkという看護師に話しかけます。

輸血用の血液を集めています

看護師のNurse Parkに話しかけたところ、この病院では輸血用の血液を集めているらしい。俺が献血をしたら夕食をおごってくれるそうだ。何かのクエストのフラグかもしれないので献血をしましょう。

能力値が激減しました

献血をした直後の俺は上の画像。ゲーム画面を見てわかるとおり、能力値が激減しています。時間が経過すれば調子は戻ると思うけど、凄まじいペナルティだからビックリする。これは絶対に何かのクエストが始まるフラグだと思う。ところが、wikiを検索しても献血に関することは書かれていないんだよ。

Hogye村のNPCと会話をします

減少した能力値はSnake Lakeを歩き回っていれば回復するでしょう。もうHogye村での用事は終わったからSnake Lakeに戻っても良いのだが、NPCと会話をして友好度を上げておこうか。俺はHogye村のNPCに嫌われまくっているのです。ゲームを開始した直後、話術スキルが低いのに会話をしたから村人全員の友好度が下がってしまった。雑貨屋のQuentinなんて話しかけても無視しやがるからね。

バスに乗って帰ります

今回の投稿の目的はSnake LakeのNPCと仲良くなったり、都会のお店で買物をすることだ。あらかたHogye村とは会話をしたしSnake Lakeに戻ります。帰りは広域マップを使わずにバスターミナルを利用しようか。

広域マップに放置したメックを回収する

そういえばバスターミナルではメックの運搬を依頼できるのだった。前回の投稿で広域マップに放置した斉の襄公を回収しておこう。現在乗っているBuruBuruよりも斉の襄公の方が強いから強制戦闘イベントが発生する前に乗り換えておきたい。

Snake Lake繁華街

メックを回収したしバスに乗ってSnake Lake繁華街に行こうか。Snake Lakeはとても広い街だから全てのフロアを歩くのは時間が掛かるだろうな。たぶん街を調べまわる投稿だけで5~6個作ることになる。

Snake Lakeに戻りました

というわけでバスを利用してSnake Lakeに戻ってきました。やっと今回の目的であるSnake Lakeの探索ができるよ。その辺りにいるNPCに話しかけまくりたいところだが、今日はもう疲れちゃった(泣)。最低限の買物をしたら投稿を終わりにします。

Monkey Wrenchで買物をします

Snake Lakeには個性的なお店が沢山あります。「Monkey Wrench」というお店は修理に特化したお店です。店長に話しかければメックや人間用の装備を修理できるし、プレイヤーのスキルで修理が可能になるアイテムを販売している。

Monkey Wrenchの店長に話しかけました

Monkey Wrenchの店長に話しかけて、自力で修理するためのアイテムを購入しましょう。このゲームは自分で修理をすると経験値を稼ぐことができるのだ。破損したメックを自分で修理してコツコツと経験を積むのは、ゲーム序盤の重要なテクニックです。

修理用のアイテムが売っていない時もある

店長に話しかけると上の画面が表示されます。メック用だけでなく人間用の装備を修理したり、弾薬を補充できたりする。戦闘の後は必ず会っておきたいプロのメカニックなのだ。

メック溶接用具を買っておきます

現在のMonkey Wrenchで販売しているアイテムは上の画像。プレイヤーが自力で修理したり、治療するのに必要なアイテムを購入できます。このゲームはアイテムを大量に持つことができません。メックの修理が可能になる「メック溶接用具」だけを購入してみます。

「メック修理」を使用する

メックを自力で修理するには、先ほど買った「メック修理用のアイテム」と「メック修理スキル」が必要になります。条件を揃えたらメック編集の画面で「メック修理を使用する」を選んでみよう(上の画像)。するとメックの破損が回復して、なおかつ経験値を稼ぐことができるのだ。現在の経験値は「295」です。BuruBuruを修理してどれだけ経験値を稼ぐことができるかな。

40の経験値を稼ぎました

スキルを使用するとMPが減っていきます。MPが0になるまで修理をしたところ40の経験値を稼ぐことができました。まだBuruBuruはあちこちのパーツが破損している。このように「自力の修理→休憩でMPを回復」を繰り返すと軽く200~300の経験値を得ることができます。これからはメックの修理を利用してどんどんスキルのレベルを上げていきましょう。

現在の斉の襄公

今回の投稿はここで終わりにします。現在の斉の襄公は上の画像。過去の投稿で斉の襄公には文姜という妹がいると書きました。そして文姜がどんな女性なのかを解説するために春秋左氏伝や史記を引用してきたのです。俺は文姜を記録した書物なんて春秋三伝や史記だけだろうと思い込んでいた。どうやらそれは間違いであり「列女伝」という古典にも文姜の記録が書かれているようなのです。列女伝は前漢の政治家であり学者でもある「劉向」が記したと伝えられる書物です。劉向は多くの書物を手がけており、あの「戦国策」を編纂した人物だと書けば、偉大さを理解してもらえるだろう。列女伝(烈女ではない)には100人以上の女性の逸話が書かれています。

MPを増やすスキルがあります

そんなわけで列女伝(平凡社)を読んでみました。文姜の記録は「巻七孼嬖伝」の「魯桓文姜」に書かれていた。孼嬖伝は妲己や褒姒や驪姫など、超有名な傾国の美女が記録されている巻であり(笑)、その序文には「さてもこの孼嬖(げつぺい)こそ、亦た甚だ嫚り易(軽)んず。淫妒、熒惑、節に背き義を棄つ。是を指して非と為し、終に禍敗を被る。」という文章が記されている。いったいどんな恐ろしいことが書かれているのかと魯桓文姜を読んでみたが、非常に短い文章だったので拍子抜けした。後世に付け加えられた注釈の方が長文だったほどです。魯桓文姜の内容を丸写しするのはマズいので簡略化して箇条書きをすると、①文姜は斉の君主の娘で魯の桓公の夫人になった。②兄の斉の襄公とけしからぬふるまいをしていた。③魯の桓公は文姜の密通を禁じたが、文姜は兄の斉の襄公に告げ口をして魯の桓公を殺してしまった。④詩に「乱は天より降るにあらず、婦人より生ず」と書いてあるのはこのことだ。⑤頌にいう、「文姜淫乱、魯の桓公に配す。与に倶も斉に帰りて斉襄、淫通す。その彭生をして、幹を摧き胸を拉らしむ。維れ女、乱を為し、卒に禍凶を成す」。⑥後世に書き加えられた大量の注釈、となっている。非常に簡略化して書いたが説明が必要なので以下に記述をします。

スキル数の上限を増やせます

①、②、③は史記と春秋左氏伝にも書かれている内容であり、劉向は史書を参考にして記述したのであろう。⑤の「頌」とは短い韻文のことで、通常は列女伝に取り上げられた女性を褒め称えるものである。ただし例外として孼嬖伝に記録された女性には辛辣な言葉が書かれている(笑)。⑥の注釈には「文姜が諸国間の会盟に立ち会ったり、軍を閲兵した」などと記されているが、誰が何の資料を参考にして、こんな注釈を書いたのか不明なので、いまいち信用できない。もともと列女伝は劉向が皇帝を諫めるために既存の逸話を改編して物語にした書物らしいから、あまり本気で受け止めないほうが良いのかもしれない。以上の内容だけなら、まあ普通の歴史書だと読み流せるのだが、問題は④の(詩に)「乱は天より降るにあらず、婦人より生ず」という部分であり、「乱は婦人より生ずる」と断言するなんて、あまりにも酷いと思う人がいるだろう。この部分を正しく理解するには、何の詩から引用した一節なのか調べたり、列女伝が成立した時代背景を知る必要があるので慎重に解説しよう。

もう貼る画像がありません①

④「乱は天より降るにあらず、婦人より生ず」という一節は、詩経の「大雅(たいが)、瞻卬(せんぎょう)」から引用したものです。詩経下(明治書院)の瞻卬を読んでみたところ、たしかに「亂は天自り降るに匪ず。婦人自り生ず」という一文があった。いったいどんな文脈でこんな文章が書かれたのだろうか。2024/07/17追記。ここからあとの文章は間違っています。プレイ日記18で気づきます。詩経は紀元前の昔から研究されてきた古典なので、すでに誰が何のために書いた詩なのか答えは出ている。瞻卬は周の幽王と、笑わない美女として有名な褒姒をテーマにした詩文である。作者は異論はあるけど凡伯とされている。詩序にもそう書いてある。全編に渡って国が乱れる様子と、民の苦しみが描写されており、凄惨ながらも名文の詩となっています。つまり「乱は天より降るにあらず、婦人より生ず」は、幽王という男が褒姒という女に溺れて、国が乱れた詩から引用されたのである。ちゃんと詩経を読んでいれば、いい加減な女叩きが目的で書かれた一節ではないとわかる。

もう貼る画像がありません②

そして瞻卬のテーマが幽王や褒姒だと判明すれば、劉向が魯桓文姜にこの詩を引用した意図も理解できるのだ。なぜなら劉向が生きた時代も皇帝が女に溺れて国が乱れていたからです。劉向が仕えた前漢の成帝が美姫に耽溺して、自分の息子をぶっ殺しまくったのだ。劉向は成帝を諫めるために列女伝をはじめとした多数の書物を編纂したのだけど、重用されることはなかった。そして成帝、哀帝、平帝と続いた前漢はついに王莽に簒奪されることになり光武帝の出現に繋がるのである。ちなみに列女伝における褒姒の記録、「周幽王褒姒」には「小雅、正月」の詩が添えられている。正月も周の幽王を筆誅する詩だと詩序に書かれている(しかも詩の中に褒姒の名が登場する)。

2024/07/03 追記

2024/07/03追記。私が書いた上のブログ記事は一部間違っていて「大雅、瞻卬」は男尊女卑の詩ですね。幽王に甘くて褒姒に厳しいね。

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