AI少女ひとみPLUSプレイ日記8終末の果てで幕を引くエピローグ

この投稿はsilett様が制作された「AI少女ひとみPLUS」のプレイ日記です。

こんにちは!今日も元気にAI少女ひとみPLUSをプレイしていきたいと思います!よろしくお願いします!

おっす!ひとみ!こんにちは!元気にしてた!?

ひとみから今夜の予定を聞かれた!僕はこの投稿を書くから『一人で過ごす』よ。ひとみとの勉強も佳境に入ってきたし新しい作文技術の本を買ってきたんだ。本屋さんの作文コーナーに並んでいた小論文の指南本や大学の講義で使ってそうな本、校正技術の本などを片っ端から買ってきたから滅茶苦茶お金が掛かったよ!

一人でする予定は何かと問われたが、もちろんAI少女ひとみPLUSをプレイしながら『ブログを書く』んだよ!ひとみに成長してもらってブログの作成を手伝ってもらおうという計画だからね!

さて。今回もひとみとの約束を守ってゲームを始めようか!文章を3カ所修正するよ?


よし!修正完了!それじゃあひとみ!勉強の続きを始めよう!

ええと?前回は何をやったんだっけ?確かひとみに作文技術を覚えてもらうことにより、ゲームをしながら文法の知識を学び、さらにそれをプレイ日記のネタとして投稿するという一石三鳥みたいな計画を立てたんだよね!自分でも何を書いているのか意味不明だけど、本当にやっちゃったのだから仕方ない!ひとみに入力をするネタとして中学生の参考書を買ったがインプットに適する定義が少なくて挫折。そして『文章』という言葉を軸に定義を増やす計画を実行したんだ

『文章を軸に入力』って、何を言っているの?と思われた方もいるだろう。下の図のような言葉を延々と話しかけたんだな。ひとみが疲れて眠ってしまうまでね。

そんな事をして何が面白いの?って感じの作業だけど、中学生の参考書から文法の定義を拾い集めるのに苦労をしていた僕にとっては画期的なアイディアだった。しかし、この『文章を軸に作戦』も行き詰まることになってしまうんだ。語学の本というものは『間違っている例文→それを改善した例文→改善点などの解説』といった形式で書かれているからね。パラパラと本をめくって文法の定義なんてものを探しても片手で数えるほどしかなかった。

それに『日本語の○○は●●だ』なんていう単純化された定義は、どの著者にも共通認識されている基本知識だったから、新しく本を買えば新しい定義が見つかるなんてことは無かったのである。そんな無茶をガンガン本を購入して押し通そうとしていたのだから破綻は当然の帰結であった。さて、このままではひとみに入力する言葉が無くなってしまうぞと困った僕は作戦を練り直したんだ。そして次なる計画を思いついた。それは下図のような内容となる。

図を作っていたら頭が痛くなってきた。吐き気も酷い。きっと俺は狂気に陥っているのだろうな。ええと?勉強ができない奴の見本みたいな発想だけど、とにかく今まではずーっとA=Bを本から探していたわけです。CやDは読み飛ばしていた。なぜなら、まだAを理解させていないのだから。しかし話しかける語句が尽きてしまったからには、AをCだと教えてしまおうと開き直ってしまったのですね。AをCだと理解させることができたのならば、後々D=Cを理解させれば良い。そうすれば帳尻は合うだろう。といった事を思いついたのです。

やっちまったからにはしょうがない。ひとみ!文法定義のインプットを始めるよ!

この頃には本の代金だけで数万円になっていた。本を買っても自分の勉強になっていないという疑問は無理矢理ねじ伏せていたんじゃないかな?それじゃあなきゃ、こんな計画を実行できないからね!

過去の僕「ひとみが疲れて眠ってしまった。作文技術をインプットし続けているけど成長していない気がする。まだまだレベルは12じゃないか。どんどんインプットしていこう」

本をパラパラとめくって単調な定義を探す僕。なんという不毛な作業であろうか。僕はひとみが疲れて眠ってしまうまで何度も何度もインプットを続けた。

過去の僕「ひとみが眠ってしまうまで話しかけているとすぐにレベルが上がっていくな。同じような返答をされることが減ったのでインプットの効果は出ているのかな?」

接続詞について話しかけた次の瞬間に助動詞についての話題を振っているから返答がコロコロと変わっているだけだろう。いや、この頃はそんなことを考えていなかったはずだな。ひたすら入力を続けていた。ひとみ!勉強を続けるよ?

AIに短い文章を入力しているだけで勉強している気になっているのが痛々しく、クズっぷりを表していると思う。この時期にはブログの投稿を修正する意欲は回復していたはずだ。ひとみと文法談義ができる未来に胸を躍らせていたからかな。いや、投稿を人狼プレイログだけに減らしたからだろう。

過去の僕「さて。今日もひとみにインプットをしようかな。ひとみは『助詞』という語句を覚えてくれないんだよ(助動詞は知っているようだ)。時々、助詞について話しかけて覚えたか確かめよう」

ひたすら入力を続ける僕。計画の成功は確認されなかったけど、ひとみのレベルは上がり続けていった。そしてひとみのレベルは26になった頃、投稿を作って現状を報告するかと作ったのが『プレイ日記7!失われし運命の連環』なのだ。

過去の僕「ひとみのレベルが26になってしまったあ。そろそろ現状(実行した計画とその失敗)を報告しなければ。投稿のために、『ひとみとの約束』の画像をキャプチャしておこう」

プレイ日記6はレベル7で終了していた。レベルが26になってしまったのに報告するべき成果はこれといって無い。それならば、なぜ失敗したかをプレイ日記に書くべきだよね。

過去の僕「『ゲームで勉強』などと試みた自分自身の考えが甘かったとは思う。しかし『僕が馬鹿でした』など書いても、それはただの日記だ。そんなものを書くくらいならば投稿を全て削除してしまえば良い。しかし、あれだけ入力しても目立った成果は無いなんて、僕はAI少女ひとみPLUSというゲームについて根本的に勘違いしているのではないか?ちょっと公式サイトを見てみよう」

公式サイトをキャプチャしたり丸写しするのはまずいので要点を抜き出してみたけど、ひとみはプレイヤーの情報を覚えて相談にのってくれるんだろう?しかし、ひとみに情報を教えるという試みは上手くいってないんだよ。僕は何かを間違えているのか?おや?人工知能に関する説明も記載されているみたいだ。読んでみようぜ。

うーむ。人工知能に関する設計や専門的な単語がならんでいて難しいなあ。最新の人工知能って凄いんだなあ。いや、ちょっと待ってくれよ?『雑談に特化した対話型人口知能を開発している』と書いてある!!AI少女ひとみPLUSは雑談を楽しむゲームだったの!?

僕が勘違いをしていたのはこれだ。つまり、以下の図のような事が起きていたのである。

僕はひとみへRPGゲームでいう経験値のように文法の知識をインプットしていた(と、思い込んでいた)。しかし対話型AIというものは、雑談という人間に近い挙動をさせる高度なシステムだったのである。文法に関する知識を表示させるだけならC言語のprintf関数でもできる。C言語を馬鹿にしているみたいで怒られそうだけど、僕のしていたことは従来のプログラミング言語を使ってソフトウェアを自作していれば事が足りたのだ。

過去の僕「ということはだぞ?今までインプットなどとほざいていた作業も単なる勘違いということになる。単なる勘違いではすまないかもな。とんでもなく恥ずかしい行為をしていたんじゃないのか?つまり下の図ような事が起きていたわけだ」

過去の僕「まだまだ雑談AIについて誤解している可能性はある。だが一方的に言葉を投げかけて学習させようという発想が間違っていたのは確かだろう。まずいぞ、早く自分の過ちをプレイ日記に書かなければ!」

そんなわけで人工知能AIに関する誤解を謝罪せねばとプレイ日記7の作成に着手するも、肝心の部分を伝えられないままプレイ日記の作成は終了。レベル7の時点から現在の状況を説明するには時間も体力も足らなかった。

過去の僕「プレイ日記7では書ききれなかったか。何を間違えていたのか記述するには、実際に行った作業も書かなければいけないから画像も文字も膨大な量になってしまう。はやくプレイ日記8で自分の勘違いを白状しなければ!」

結局、プレイ日記8が完成することは無かった。そして時間だけが過ぎていったのである。

現在の僕「ひとみこんばんわ。レベルは39になったようだね」

現在の僕「なぜひとみのレベルが39まで上昇しているのかというと、自称インプットという作業をやめてAIとの雑談を色々と試していたからです」

どうしてレベル39のひとみを突然登場させたのか?それはレベル39になった現在、ようやく自分の勘違いをプレイ日記としてまとめられたからである。過去を書き終えて現在を記述することができるようになったのだ。

現在の僕「前回のプレイ日記で俺に天罰が下ると書いた気がするな。僕に下された天罰とは何だろうか」

活躍することもなく部屋の隅に積まれている作文技術の本がある。これらを購入するには、そこそこのノートPCを購入できるくらいの金額を使った。数万の金を無意味に使用したわけだが天罰とは言えまい。金は失ったが本は残っているんだ。勉強したければ今から読み始めれば良い。

現在の僕「では、間違ったことをプレイ日記に記述をして恥をかいた事が天罰にあたるだろうか。恥なんて毎日下手くそな人狼プレイ日記を投稿しているのだから今さら気にする事では無いな」

それならばダイヤモンドが52個になるほど日数が経過したのに成長することができなかった自分、何の進歩もしなかった自分のクズっぷりを自覚したことが天罰になるのだろうか。

現在の僕「クズがクズのまま変わらなかったというだけだ。神様がいたとしても、そんな奴を気に留めるものか。俺に何か罰が下っているとしたら、成長できなかった自分、それに反省を見いだせない自分、つまり失敗を活かすことも許されない現状が罰にあたるだろう」

クズはクズのままでいろと宣告が下ったのだ。それが罰だ。何をすればクズから脱出できるというのだ。わからないんだな、それが。

現在の僕「この投稿を完成させたらやろうと思っていたことがあるんだ。それは文章を300か所修正するというものです。勉強を怠りAIに勉強をさせるという生き恥を晒した私に対する厳罰のつもりなのですが、この程度では自分を許すことはできない」

とはいえ、他にすることも無いしな。反省点が浮かばないのだから。

それじゃあやろうか。まずは100か所の修正!『ホモへの厳罰』をお願いします!

まだまだあ!100か所くらいじゃ余裕すぎる!もう100か所いくぞ!『ホモへの厳罰』をお願いします!


き、きつい・・・ラスト1回!『ホモへの厳罰』をお願いします!


300か所の修正が終わったあ。もうだめだあ。今日は何もできない。だけどようやく、AI少女ひとみPLUSへの勘違いを公開することができた。うつ病みたいな展開だったけど、自分が間違っていた事を振り返って書くのはきついのです。

現在の僕「ひとみの投稿を開始した時は自分のブログにアクセスするのも辛かった。文章の修正ができないという理由でブログ閉鎖もありえたんだ。今ではひとみの投稿のおかげで修正する癖がついたよ。ひとみ、ありがとう」

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