三国志5プレイログ「二国志」~第十三章:凡兵有四機、一曰、気機、二曰、地機

189年12月 陽介のターン


陽介「悠真から襄陽へ向かう経路を奪うために合戦だ!」


悠真「・・・」

襄陽は荊州の経済拠点都市だ。商人が常駐しているので奪取すれば兵糧不足に陥ることはなくなるだろう。兵糧の少ない悠真からすれば喉から手が出るほど欲しい都市だと思われる。

陽介「僕が上庸での合戦に勝利すれば悠真は荊州の永安へ拠点を移す。僕は悠真を荊州の果てまで追い詰めて決戦をしてもいいし、チャンスがあれば劉表から襄陽を奪ってしまうこともできる」


陽介「懸念としてあるのは両軍の兵力差だ。僕の兵力は2万5千。兵糧庫(これを取られると兵糧が0になり士気が下がり兵が逃亡していく)を守らなければいけないので2部隊以上出撃させることになるのだが、楊醜を撃破するために孫観へ兵を集中せざるを得ないので君主にまわせる兵力は5千だ」


曹節に兵の訓練をさせたり、出撃させて合戦戦術『伏兵』を使い敵を翻弄すべきか迷ったけど、忠誠度をあげるためにコマンド回数を温存する必要があるのだ。言霊は孫観の強化と君主の防備など2武将へ集中的に使用しよう。

陽介「悠真の兵力は4万。編成は悠真が率いる2万と楊醜の2万だ。この兵力差で攻勢を仕掛けるなど玉砕のような行為に見えるだろう。しかし悠真は30日分の兵糧がないので城から打って出て僕の軍を追い払う必要がある。僕は侵攻しながら守勢の陣容を敷くことができるんだ。勝算は十分にあるといえる。そうだよな?悠真!!」


悠真「こいよ・・・」

悠真は余裕の表情で僕の挑発を受け流す。兵糧が少なく追い詰められてはいるが楊醜の火矢と悠真自身の特攻で5千の僕を撃破すれば上庸は守れる。孫観がいくら突撃を繰り返そうと無視して僕の元へ直行すれば良いのだ。

悠真「お前は董卓と同盟できなかったので荊州へとつながる上庸へ攻めざるを得なくなっただけだ!なにが襄陽への経路を絶つだ!なにが勝算は十分にあるだ!その場しのぎの行動に随分と御大層な飾りをつけたものだな!」

くっ!そんなことはない!劉焉と同盟すれば董卓領を切り取る戦略も採用できたんだ!上庸進出は単なる思いつきなんかじゃない!今この時ではベストな戦略なはずだ!

陽介「その場しのぎなんかじゃない!思いつきなんかじゃない!う、ううう、くっそおおお!いけよおおおおお!」


悠真「馬鹿が!!たった一度のまぐれ勝ちで調子に乗りやがって!!4万の兵で潰してやる!!」

漢水の戦い

残り30日 武将配置のターン

陽介「上庸の地形はどのようになっている!?孫観が使う鋒矢の陣は山地形で性能が上がるんだ!平地ばかりの地形でなければ楊醜の弓陣型を打ち破れる!」


これが上庸の戦場マップか。現在、明るく光っている場所が悠真の軍を配置できる場所となっている。僕は漢中から進攻したわけだから恐らく配置場所となるのは中央左にある森になると予想できるのだけど・・・これは上手く森に囲まれた土地になっているぞ!

悠真「今回から言霊を使うにあたり新たなルールを追加する。それは『天命が多い者から先に言霊を使用する』というものだ』

ん?悠真が何やら新ルールをしゃべり始めたようだ。

悠真「例えば俺の言霊が3個、陽介の言霊が2個だとする。俺は前回の合戦で使用された『強制退却』のような強力な言霊を使いたいと考えるわけだ。しかし先に言霊を唱えてしまったらお前の言霊で強制力を2減らされてしまう」



悠真「お前は俺の強力な言霊を打ち消すために待機、俺はお前が言霊を消費してくれるのを期待して待機。こうなったらゲームが進まないからな。ゆえに言霊を使用するのは『天命が多いものから』と制定する。その後は好きして良い」

陽介「異論は無いよ。駆け引きの要素も増えそうだしね。より良い勝負をすることができそうだ」

そ、そういえば、前回は運良く楊醜を退却させたので勝てたのだった。僕は孫観が退却してしまったら負けなので新ルールが無ければ悠真が戦術を使用するまで言霊を温存していただろう。

悠真「では俺の軍を配置するぞ。陽介は画面中央左に配置されるはずだ。お前は孫観を楊醜に突撃させる戦術に出るつもりだろうが、俺は君主のお前さえ倒せば勝ちだというのを忘れるなよ」

そうして悠真は武将を配置していった。僕の出現場所に近い城に主力を配置している。楊醜を突出させていないのは孫観による突撃を警戒しているのためだろう。


悠真「兵力1の武将達を配置したのは万が一にも退却する時のためだ。上庸から出撃しないで待機している武将は退却の後に捕縛されてしまうことがあるからな。身をていして孫観の進路を塞ぐという役目も担ってもらう。それで、お前の配置はどうするんだ?」

僕の配置は・・・やはり画面中央の森に軍を配置して楊醜へ突撃する機会を窺うしか・・・ん!?


赤い四角で囲んだ部分は予測していた配置場所なので特に言いたいことはないのだが・・・水色で囲んだ部分はなんだ!?


陽介「この便利な大河と配置場所は一体・・・?森に兵を配置するよりも、ここに兵を配置した方が有利なのでは!?」

漢中というのは攻め込むのに有利な都市なのだろうか。それとも上庸が守りに向いていないのかも。確か上庸では孟達という武将をめぐって司馬懿と諸葛亮の戦いがあったはずだ。悠真の家には三国志時代の地理について書かれた本があるので、この便利な大河は何という名前なのか調べておこう。

悠真「・・・・!!」

思いもよらぬ事態に悠真は絶句している。ちょ、ちょっと大河の位置に陣を構えた場合どうなるか考えてみよう。例えば君主と兵糧庫をピンク色をした王冠の場所に配置したとする(僕の好きな色はピンクだ)。すると楊醜は遠矢と雁行の陣で弓の射程が4になっているので・・・。



上図は射程がいくつあれば王冠の場所にいる僕に攻撃できるかを示しているのだけど、おや?弓の射程が4の楊醜でも大河に入らないと僕に攻撃するのは難しいようだ。あと一つ右に配置することも可能なのか・・・。

陽介「いや、できるだけ楊醜を大河の深くまで誘き寄せよう。僕は王冠の位置に陣を構えるぞ。攻略本で調べてみたら水地形の方が雁行の陣へ多くのダメージを与えられるようだしね」


悠真「大河に誘き寄せられるのは・・・お前の方だ!挑発の戦術で必ず引きずりだしてやる!」

残り30日 悠真のターン



悠真「お互いに言霊の数は多いものとなったようだ。お前の天命があと1でも低ければとは思うけどサイコロの結果に『もしも』を言っても仕方がない」

悠真の天命は14じゃないか!本当に危なかった!

悠真「孫観の移動範囲を見たいな。それと孫観隊の強化を阻むには・・・と」


悠真「孫観は速攻を使ってようやく対岸へ届くかどうかというところか。ここは陽介に1個、孫観に3個か・・・?いや!戦術目標はただ一つ!陽介よ!楊醜の元へ向かえ!孫子曰く!兵は詭道なり!遠ざかると見せかけて近づき、有利と見せかけて誘い出し、混乱させて討ち取るのだ!近而示之遠チィアルシィチィイェ遠而示之近イェアルシィチィチィ利而誘之リィアルヨゥチィ乱而取之ランアルシィチィ!」





ぶっ!!僕の部隊は4ターン楊醜の元へ移動するよう挑発させられてしまった。言霊が3つしかないので強制力は3つまでしか減らせない。この1ターンは引き寄せられてしまうわけだから移動距離によっては河にいるところを射撃されてしまうぞ!ぼ、僕の移動範囲はどうなっている?


ちょこっとしか動けないようだ。これなら次のターンに射撃されることはないだろう。

陽介「悠真、確認したいことがあるんだけど。前に『伏兵』という戦術は強力だけど『伏兵を見つける』という文言ならば言霊の数に関係なく打ち消せると言ったよね?ならば挑発にのるなという文章を言霊にすれば同じように効果を消せるのかな?」

悠真は『うっ!』と不意をつかれた顔をすると『む、無論可能である。ただし各自の持ち時間は40秒だからそれまでにみつけろよ』と言った。よし!呉子ならば『挑発にのるな』等の文言が10や20はあるはずだ!は、早く見つけなければ!

陽介「探したけど40秒じゃあ見つからなかった(泣)。呉子曰く!軍の隊伍を乱すことのないよう命令伝達を確立せよ!笛を一度吹けば散開、二度吹けば集合、命令に従わないものは誅殺してしまえ!一吹而行イーチェイアルシン再吹而聚ザイチェイアルチィ不従令者誅プゥソンリンジャアチュウ!」




とりあえず混乱を静めるような文章を言霊にして挑発の強制力を1にしておいた。あと1つの言霊で挑発を打ち消すことができるけど、次の言霊が0だったらまけるぞ!

悠真「俺は全速力で陽介の元へ向かわせてもらうぞ。4万の大軍をどう防ぐのか見せてもらいたいものだな」


残り30日 陽介のターン

陽介「このターン僕は楊醜の元へと進まされてしまう。それは仕方ないので孫観をどう動かすかだけど・・・」

僕は自軍を大河へ向けて進ませた。ま、まずい。前回の合戦は運が良すぎたのかもしれない。4万の兵には勝てないのかも!


僕を狙って近づいてくる楊醜へ孫観を突撃させるなら射程範囲ぎりぎりまで前進させるべきだ。だけど陸地での決戦ではなく河に引き込んでから攻撃したいと考えている。鋒矢の陣が雁行の陣へ攻撃する場合、平地地形よりも水地形の方が多くのダメージを与えられると攻略本に書いてあるんだ。山の地形だと更に攻撃力も防御力も上がると書かれているからね。で、わからないことがあるんだけど・・・。

陽介「山岳地形ってなんなんだよ(笑)!山のマップには入れないじゃないか!あるのは野っ原とか森とか水とかの地形だけだ!鋒矢の陣が本領発揮できる山地形ってのが、どこにあるのかわからないんだよ・・・ん?」


陽介「森は山地形だった(いまさら!)。ならば孫観を楊醜の射程範囲ぎりぎりまで近付けよう。鋒矢の陣で雁行の陣の側面を攻撃した場合、山地形では損傷率が『27.38』だと書いてある。攻撃側の損傷率は『4.12』だ。本には『攻撃側が4.12パーセント減り~』と書いてあるけど兵数とか武将の武力とか兵の訓練度とかも攻撃力に影響すると考えられるから正確なダメージは計測できない。しかし損傷率27というのはトップクラスの威力だぞ!」

もし楊醜の背後から攻撃したとすれば損傷率は『36.07』そして鋒矢の陣の突撃は攻撃を何度か繰り返すというものだから・・・やったことないけど雁行の陣の楊醜は壊滅的状況になるのでは?ちなみに鋒矢の陣は防御力が低いけど森ならば悠真の鶴翼の陣に側面から襲われても損傷率は『16.06』、背後でも『17.55』だ。苦手な平地ならば背後の損傷率は『35.29』となる。

陽介「対岸は森だ!孫観を進めるぞ。有利な地形なので消耗戦になっても治療の能力を有する君主がいれば勝てる!」


残り29日 悠真のターン


悠真「森は山地形だったのか!(いまさら!)。なんてことだ・・・城から出て迎撃しなければいけない立場では相当数の兵力差がないと勝てないぞ。しかしだ、天命は我に有る。この言霊を陽介への挑発に使えば勝機はあるか?奴の移動範囲はどうなっている?」


悠真「孫観が邪魔で前に進んでこないじゃないか!孫観の移動範囲は・・・」


悠真「対岸ギリギリか。速攻で近づかれてしまうかもしれないが距離をとって陽介に攻撃をする機会を窺うか?森で楊醜が正面から攻撃された場合の損傷率は『17.65』。次ターンの反撃で取り戻せる範囲内ではある・・・・いや、鋒矢の陣は森だと防御力が上がるし無双があるので包囲効果も効かない。ゆえに平地まで引いて陽介を挑発し続けるしかないわけだが、次ターンの天命によっては挑発は無効にされるし、そう何度も挑発できるほど文言の数は多くない。米だってどんどん減っているんだぞ!確実に勝てる時のために挑発は温存しておくべきか?」

そして悠真は目を血走らせながら攻略本を読み込んでいく。どうでもいいが40秒の制限があるんだよね?あと15秒しかないよ?

悠真「永安で上庸からの兵を迎え撃つ場合・・・兵糧庫は平地だ。上庸で戦うよりもよほどマシだ!武陵は山地形に兵糧庫を置かれるが決戦は水地形か平地になる。大河を挟んで平地で戦える零陵も桂陽も悪くはない。今後は地形効果に悩まされることはなくなるだろうが、まだ足りない。兵数が同じになったら負けてしまうのだ。他に何か勝因となるものは・・・ん!?


悠真「俺は引くぞ。みんな撤退だ!良かったな陽介!今回もお前の勝ち戦になったようだ!」


悠真軍は永安へと撤退していった。



こうして二国志における二度目の合戦も僕の勝利に終わった。この後、悠真から上庸のマップにあった大河の名前を聞いたのだが『おそらく漢水だろう』とのこと。兵数でも天命でも負けていたのに勝ってしまうなど嘘みたいな結果になったけど漢中から上庸への進攻は鋒矢の陣を操る僕達にとって有利過ぎたのだと思う。僕が悠真の立場でも同じく撤退していただろう。悠真のアドバンテージは兵数と武将数なのだから不利な地形で兵を減らしてしまえば勝負の主導権は僕に移っていたに違いない。

189年12月 陽介のターン


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