三国志5プレイログ「二国志」~第二十章:而不知地形之不可以戦、戦之半也

190年2月 陽介のターン


陽介「廬植が登用できる!これならば勝利につながる戦略を練ることが可能だ!」


悠真「・・・!?」

今まで何度となく登用を試みてきたが応じてくれないかった廬植。なんと永安占領後に駆けつけてくれた毛玠で登用できるとは!!


廬植の特殊能力は悠真の武将『楊醜』を理想的に成長させたものになっている。弓陣形を習得しており射撃距離が伸びる『遠矢』、移動後に射撃攻撃ができる『騎射』、弓の攻撃力が上がり相手の陣に火を放てる(ことがある)『火矢』と弓の技能が盛り沢山だ。『応射』はないけれども移動力が上がる『速攻』と戦闘可能な兵力を維持できる『治療』を持っているなんて素晴らしい。似た武将としては史実モードの夏侯淵かなあ?夏侯淵の『強行』が『治療』に変わっているので合戦では廬植の方が上かもしれない。

陽介「うーん?いやいや、夏侯淵なんて比較にならないかもしれないぞ。なぜならば廬植は水陣を持っているからだ。荊州(あと揚州)ではどんなに優れた武将でも水陣がなければ待機という都市もあるだろうからな」

例えば現在、僕達は『武陵』という都市を挟んで戦略を練っているわけだけど武陵の戦場マップはね。


陽介「武陵戦はこうなるわけだ。この川幅では孫観の速攻を使っても1ターンで渡りきることはできない。渡っても敵が待ち構えているのは鋒矢の陣が苦手とする地形なので孫観は本領を発揮できなかった。攻略は困難なマップであったのだけど、廬植と張遼を上手く運用すれば、いずれ孫堅を打ち倒すことも可能になるかもしれない」

廬植は長蛇の陣形を使えるので永安における防衛戦でも山岳地形を得意とする孫観を壁として騎射によるヒットアンドアウェイが可能かもしれない。僕が取るべき戦略がみえてきたぞ。

陽介「悠真はいずれ孫堅領へ進攻をする。別に進攻しなくてもいいけど、それでは負けるだろうから必ずする。そして進攻先は揚州平定へと繫がる長沙になる可能性が高いのだ。つまり僕はこうすれば良い」


いずれ悠真は長沙に進出するわけだ。それは確定事項と決めつけていいよね?都市の中でも出力が高いとはいえない零陵と桂陽だけで維持できる兵力なんてたかがしれているのだから。その時に相手をするのは本拠地の長沙を全力で守る孫堅だ。ゆえに僕は悠真が長沙に進攻した直後に武陵へ進攻すれば良い。武陵に駐屯しているのは悠真との合戦で力を使い果たした孫堅軍なので打ち破るのは簡単なはずだ。その後は悠真が育てた荊州南部の都市へ進攻して『本気の孫堅』を相手に戦って疲れ果てた悠真軍から都市を奪ってしまえばよい。

陽介「となればだ。永安と上庸を開発しながら将兵を集めて悠真が動くのを待つだけで勝機はくる(残念ながら漢中は失うことになるだろう)。董卓や劉表、劉焉、孫堅からの進攻に怯えていたけれども孫観、張遼、そして廬植がいれば負けはしない!ただし!」

兵が集まるまで他の群雄から攻め込まれなければの話だ。幸いにして今は劉表との同盟が維持されているので数ヶ月は延命できる。


だが兵の相場は約3千数百で金2000だろう?僕は兵を6万は欲しいと考えているので現状は2万5千だから・・・金2万は欲しいね!

陽介「地道に内政をしながら兵を集めていくと2年はかかるな。攻略本によると馬鹿正直に金を使って募兵をしなくても兵力を増強できる方法があるみたいだけど・・・」

リアルに数字を計算したら不安になってきた。兎にも角にも廬植がいなければ始まらないので引き抜いてしまおう。毛玠たのむよ!



陽介「これでコマンド回数は残り2回。そしていつの間にか金が5000にまで減ってしまっている。次の金収入は1月か。11ヶ月後まで金5000で延命をしなければいけないとは」

4月とか7月にも少し金の収入を得ることができるんだっけ?それにしても内政に使う金を考えれば募兵は2回(金4000)までしかできないよな。優秀な武将だって登用したいし劉表との同盟を延長させることを考えれば金が足りない・・・。

陽介「こんな有様では言霊で邪魔をされて永安を失ってしまう事態も起こりえる。その場合の行動についても考えてはいるけど」

永安を失ってしまった場合のプラン。それは襄陽を奪取してしまうというものだ。


陽介「しかしマップを見た限り襄陽奪取は無理だった(泣)。僕は上庸からの経路で攻め込むしかない。攻略本を眺めていたら森に孫観と廬植を配置して遠距離から弓を放っていれば楽に勝てそうな気がしたけど、下側からの進攻(江陵からの経路)でないとだめだったみたい」


上図の様に赤い丸から出撃すれば孫観を盾にしながら廬植の弓で城にいる将へ攻撃をしかけられると思ったんだけどな。下から進攻するには同じく劉表領である江陵を取らなければいけない。襄陽奪取が絶望的であるならば僕は永安を失えば勝ち筋を失うわけか。とりあえず廬植の忠誠度を100にしておこう!引き抜かれるのだけは絶対に阻止しなければね!




陽介「これで将の状態は万端になったかな。あと1回のコマンドがあるけど何に使おうか」

永安を失えば敗北が濃厚になる。兵は2万5千しかいない。たかが3000ほどといえどもこのターンに募兵をして総兵力を2万8千にするべきだ。少しでも生き残る確率を上げたいのなら兵を集めるしかないだろう。

陽介「僕の一手はこれだ」




僕は永安に2人の武将を移動させた(自分自身と曹節)。まず合戦に出陣させる将を終結させてから募兵をした方が効率が良いと考えて移動から先に行ったんだよね。

陽介「永安には上図の5将。漢中は呉敦のみ、上庸は張遼のみが駐留している」

曹節はまだ成長途中なので上庸の張遼と交代させたい。だけどコマンド数が足りないんだよ。張遼は万能の能力値をそなえているからしばらく一人で上庸の内政を担当してもらおう。


陽介「それじゃあ190年2月を終わりにするよ。サイコロを振る準備をしておいてね」

悠真「う、うむ・・・」

野望の値が12となった孫堅の動きは予想できない。兵4万が駐屯する零陵へ進出すれば悠真は桂陽へと追いやられて渾身の天下三分の計は策士策に溺れると呼ぶにふさわしい結果となる。兵2万5千が駐屯する永安へ進出すれば僕の本拠地は悠真領から離れるうえに漢中に進攻するであろう董卓領の方向に押しやられるんだ。孫堅!わかっているかい!?君の動きで僕たちの運命が左右されるんだよ?

190年3月

190年3月 陽介のターン



陽介「3月は僕のターンからだぞ。いやあ、このサイコロの結果は凄い!」

悠真「う、ううう・・・・」

誰かが虞翻という武将を引き抜いたこと以外は特に動きは無かったようだ。董卓の漢中進攻もなかったし孫堅も動かなかった。悠真の言霊が0になっているけど1つでもあれば桂陽へ武将を移動させられたのにね。この3月に桂陽へ軍を移動させてしまうと民忠誠度が60以下のまま4月を迎えることになり民が反乱する恐れがある。ゆえに『移動』→『言霊による民忠上昇』を実行して孫堅が移動するよりも早く桂陽をおさえなければいけなかったんだけど・・・悠真は本当にサイコロ運が悪いと思う。

陽介「まあ兵1武将を桂陽へ移動させても孫堅AIを刺激して進攻を招くだけだろう。兵と将が揃うまでは無理して移動させない方が良いという考え方もできる」

それにしても、この天命数の差でターンが開始することなど今後ないと思われるので有効に言霊を使えるよう少し考えたいな。

陽介「ねえ悠真!言霊4つで兵を集めた場合はどうなるの!?えっ!?14(天命数)×4(言霊数)×100で5600の予備兵が手に入る!?う、う~ん・・・」

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